退職直後の手続き地獄…想像以上に大変だった“3つの壁”

退職・転職・人生の変化

会社を辞めたあと、こんなに手続きがあるとは…

退職当日は開放感、でもその夜から不安に

退職した日の私は、正直なところ、解放感に満ちあふれていました。「やっと終わった…」と深呼吸しながら帰宅したことを今でも覚えています。夕飯は少し豪華にして、家族と「お疲れさま会」をして、これからの自由な時間にワクワクしていたんです。

でもその夜、ふと湧き上がってきたのが「そういえば…保険とか年金とか、どうなるんだろう?」という不安。ネットで調べてみても、制度は複雑だし、情報はバラバラ。思った以上に“退職後の手続き”が多いことに、じわじわと焦りが湧いてきました。

一番つまずいた“保険と年金”の手続き

市役所での混雑・必要書類の混乱

翌週、市役所に行ったのですが…ここで最初の壁にぶつかりました。

健康保険と国民年金の切り替え手続きをするために訪れたのですが、待ち時間は1時間以上。ようやく自分の番がきたと思ったら、「離職票が必要です」「印鑑はお持ちですか?」などと次々に指摘され、書類が足りずに出直すことに。

しかも、保険料の金額を聞いてびっくり。「こんなに高いの?」と、正直ショックでした。収入が途絶えたばかりの身には、とても重く感じられたんです。

何より困ったのは、複数の窓口をたらい回しにされること。担当者の説明も専門用語ばかりで、頭の中が混乱しました。こんなに大変なら、もっと早く準備しておけばよかった…そう思いながら、何度も市役所に通う羽目になりました。

精神的にきつかった「ハローワーク申請」

失業給付の条件や説明会の流れ

次の壁が、ハローワークでの手続きでした。退職から10日ほどで「失業給付の申請」をするために訪れたのですが、ここでもまた心が折れそうに…。

まず、提出する書類が多い。雇用保険被保険者証、離職票、マイナンバー、印鑑、本人確認書類などを持参しましたが、記入欄も多くて緊張。

担当の方から「失業手当が出るのは、待期期間が過ぎた後です」と説明を受け、すぐにもらえると思っていた私は軽くショックを受けました。さらに、自己都合退職だったため3か月の給付制限があると知って、ため息…。

その後の「雇用保険説明会」も、正直かなり堅苦しい雰囲気で、「就職活動の報告が必要です」と言われたときには、「すぐに就職しないといけないのかな…」と気持ちが焦りました。

「事前に知っていれば…」と心から思ったこと

退職後の手続きって、本当に「知っているかどうか」で大きく差が出ます。何も知らずに“退職=自由”とだけ思っていた私には、精神的にも肉体的にも大きな負担でした。

今だからこそ言えるのは、以下の3つを事前に押さえておくだけでも全然違ったということです。

  • 退職前に市役所やハローワークの必要書類を調べておくこと

  • 健康保険と年金の切り替えタイミングを把握すること

  • 失業給付の条件やスケジュールを理解しておくこと

退職は「終わり」ではなく、「もう一つのスタート」です。そのスタートを気持ちよく切るためには、手続きの準備も“仕事の一部”と思って、少しでも早めに情報を集めておくことが本当に大切だと痛感しました。

まとめ|退職前に“手続きの全体像”を知っておこう

退職後の手続きは、想像以上に多くの時間とエネルギーを必要とします。保険や年金の切り替え、市役所での手続き、ハローワークでの申請など、すべてが初めてのことばかりで戸惑ってしまいました。

でも、事前に知識を得て準備をしておけば、スムーズに進められる部分も多かったと感じています。これから退職を予定している方は、ぜひ“辞めた後”に必要な手続きを早めに調べておくことをおすすめします。備えがあれば、心にも時間にも余裕が生まれます。

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