「何を準備すればいいの?」――小学校入学を控える保護者の多くが感じるこの不安。いざ準備を始めても、必要な持ち物の情報がバラバラで迷ってしまうことも少なくありません。
そんな方のために、本記事では「小学校 入学準備 持ち物」に関する必要なアイテムを一覧形式で徹底解説。この記事を読めば、入学準備で失敗しないポイントがすべてわかります!
小学校入学準備に必要な持ち物リスト
新学期に向けたアイテム一覧
小学校入学にあたって最初に揃えるべき持ち物には、基本の文房具や身の回りの用品が含まれます。特に新1年生にとっては、使いやすさや安全性、通いやすさが重要なポイントとなるため、下記のアイテムを中心に揃えておくと安心です。
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ランドセル:6年間使うものなので、背負いやすさ・軽さ・収納力を重視。A4フラットファイル対応のものが主流です。
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筆箱・鉛筆・消しゴム:キャラクター禁止の学校もあるため、シンプルなデザインが無難。鉛筆は名前入りだと便利です。
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色鉛筆・クレヨン:図工や生活科の授業で必要。ケース付きで12色以上のものが基本。
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のり・はさみ:スティックのりが一般的。はさみは安全カバー付きの右手用・左手用を選びましょう。
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定規・連絡帳:連絡帳は保護者と先生のやりとりの基本ツール。B5サイズ指定が多めです。
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上履き・体育館シューズ:学校指定の色や形がある場合も。滑りにくく、サイズに余裕のあるものを選びましょう。
必須の文房具と学用品
文房具や学用品は、学校からの指示によって仕様や種類が細かく決められていることがあります。そのため、入学説明会で配布される「入学準備資料」や「購入リスト」は必ず確認してください。特に次の点に注意が必要です。
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鉛筆の濃さは「2B」や「B」が指定されることが多く、HBは筆圧が弱い子には向かないことも。
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自由帳・ノート類は「マス目の数」や「罫線の太さ」など指定があることもあるため、事前の確認が重要です。
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算数セットやお道具箱は、入学後に学校を通じて一括購入するケースもあるため、勝手に購入せず案内を待ちましょう。
便利なグッズとその活用法
以下は必須ではないものの、準備しておくと日々の通学や学校生活がスムーズになる便利アイテムです。
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防犯ブザー:新1年生の通学時に欠かせないアイテム。ランドセルに取り付けやすいタイプで、大音量かつボタン操作が簡単なものを選びましょう。自治体から配布されるケースもあります。
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時間割表:1週間の予定を子ども自身が把握するためのサポートアイテム。リビングや玄関に貼っておくと親も把握しやすく、習慣づけに役立ちます。
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連絡袋(クリアファイル):学校からの配布プリントや提出書類をきれいに持ち帰るためのアイテム。中が見える透明タイプで、A4が入るものが便利です。名前を書けるスペースがあるとより安心です。
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ネームスタンプ・名前シール:文房具や衣類などへの名前つけに大活躍。スタンプタイプや防水仕様のシールを使えば、時短にもつながります。
必要最低限のものに加えて、こうした「あると便利」なグッズを上手に取り入れることで、子どもも保護者も余裕を持って小学校生活をスタートできます。
入学式に必要なアイテム
ランドセルの選び方と必要アイテム
ランドセルは、小学校6年間をともにする大切なパートナー。最近ではデザインやカラーが多様化し、選択肢も豊富ですが、特に以下のポイントを押さえて選ぶことが大切です。
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軽さ:1,000g前後の軽量モデルがおすすめ。特に小柄なお子さまや、通学距離が長い場合は軽さを重視。
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耐久性:6年間使用することを考えると、キズや型崩れに強いクラリーノ素材や牛革製が人気です。
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A4フラットファイル対応:プリント類や提出物が折れずに入るサイズが主流になっています。
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フィット感:体にフィットする肩ベルトや背当て部分の構造も重要。購入前に試着をするのが理想です。
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安全性:反射材付きや防犯ブザーを取り付けるDカン付きモデルなど、安全面も要チェック。
また、ランドセルとセットで揃えておきたい必要アイテムとしては以下のようなものがあります。
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ランドセルカバー(雨や汚れ防止)
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防犯ブザー(Dカン取り付けタイプ推奨)
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時間割ホルダー(ランドセル内に差し込めるもの)
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ランドセル用ネームプレートやネームタグ
入学式当日の服装と持ち物
入学式は、子どもにとっても保護者にとっても一大イベント。しっかり準備して、記念すべき日を迎えましょう。
【子どもの服装】
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男の子:ブレザー・シャツ・ネクタイ・ハーフパンツなどのセレモニースタイルが主流。
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女の子:ワンピース・ボレロ・スカートなどのフォーマルコーデが人気。ヘアアクセで華やかさを演出すると◎。
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靴:ローファーや黒のスニーカーなど、シンプルなフォーマル感のある靴が安心。
【保護者の持ち物】
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上履き・スリッパ:保護者用のスリッパを忘れずに。携帯用のスリッパケースもあると便利です。
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カメラやスマートフォン:式中や記念撮影用に必須。三脚や自撮り棒があると全身ショットもラクに撮影できます。
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書類ファイル:式後に配布される資料や教科書などを入れるためのクリアファイルやトートバッグも持参しましょう。
名前シールやケースの準備
入学準備で意外と時間がかかるのが「名前つけ」。小学校では、持ち物すべてに名前を書く必要があり、効率よく済ませるための工夫が求められます。
おすすめの名前つけアイテム
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お名前シール(防水):水筒・筆箱・文具・お道具箱などに。ラミネート加工タイプがおすすめ。
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アイロンタイプの名前シール:衣類やタオルなどに。洗濯しても剥がれにくく、長持ちします。
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タグ用ゴムバンドタイプ:ループタオルや靴下などに便利。繰り返し使えて経済的。
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スタンプタイプ:文房具やノートなどの紙製品にポンと押すだけ。時短に最適です。
さらに、名前つけ後に持ち物をまとめておける小物収納ケースやお道具箱用の仕切りケースもあると整理整頓がしやすく、入学後の忘れ物防止にもつながります。
学校生活をスムーズにする持ち物
毎日の通学アイテム
小学生は毎日、雨の日も風の日も登下校します。そのため、安全性と快適性を重視した通学アイテムを準備しておくと安心です。
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レインコート・傘
突然の雨でも対応できるよう、フード付きのレインコートやランドセル対応のポンチョ型レインコートがおすすめ。傘は軽くて丈夫なグラスファイバー製で、反射材付きのものが通学路でも安全です。 -
移動ポケット(ポシェット型)
ポケットのない服を着る子どもにとって便利なアイテム。ハンカチとティッシュを常に持ち歩ける習慣づけになります。学校によっては「派手な柄NG」などのルールがあるので、事前確認を。 -
帽子(学校指定あり)
登下校時や体育の授業で使用するため、指定のカラーやデザインがある場合が多いです。通気性のよい素材で、あごひも付きのものが安心。名前を書くスペースがあると管理がラクです。
授業に役立つ文房具
文房具はただ揃えるだけでなく、子どもが使いやすい工夫がされているかどうかがポイントです。
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下敷き
ノートに字を書くときの補助になります。学校によってはキャラクターもの禁止の方針があるため、シンプルな柄や透明タイプがおすすめです。A4ノートに合わせたサイズを選びましょう。 -
鉛筆削り(自宅用)
授業中は鉛筆を手動で削ることが多いため、自宅でしっかり準備しておくことが重要です。削りすぎ防止機能付きの卓上鉛筆削りが人気。電動タイプは静音性も確認して選ぶと◎。 -
算数セット
1年生の授業で頻繁に使われるアイテム。おはじき、数え棒、時計、数カードなどが入ったセットで、ケース付きだと持ち運びにも便利です。名前つけが大量に必要なので、専用の名前シールやスタンプを用意しておくと効率的です。
給食に必要な道具
給食の時間は、子どもたちにとって大切な日課のひとつ。衛生面と使いやすさに配慮したアイテム選びを心がけましょう。
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ランチョンマット
給食机の上に敷いて使います。洗い替え用に2~3枚準備しておくと安心。学校によってはサイズ指定があるので事前に確認を。キャラクター柄NGの場合は無地やチェック柄が◎。 -
箸・スプーンセット
スライド式やケース付きのカチャカチャ音が出にくいタイプが人気。名前を付けられるスペースがあるものがおすすめです。お箸の持ち方練習用として三角形タイプを使う家庭もあります。 -
歯ブラシセット(ケース付き)
食後の歯みがきに必要。通気性のよいケース付きで、持ち帰って洗えるタイプが衛生的です。コンパクトサイズのコップとセットになった商品も多く、収納しやすいものを選びましょう。
これらの持ち物は、すべてが「学校生活の質を上げるサポートアイテム」として役立ちます。忘れ物防止や自立心を育てるためにも、子どもが自分で管理しやすい形で揃えてあげるとよいでしょう。
小学校入学準備のチェックリスト
各学年で必要な持ち物の違い
小学校では学年が上がるごとに授業内容がステップアップし、それに伴って必要な持ち物も増えていきます。1年生のうちは基本的な文房具や生活用品が中心ですが、2年生以降は教科ごとに専用のアイテムが加わります。
1年生で必要なものの例:
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基本の文房具(鉛筆・消しゴム・色鉛筆など)
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上履き・給食セット・算数セット
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防犯ブザー・ランドセル・連絡帳
2〜3年生で追加されることが多いもの:
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鍵盤ハーモニカ(ピアニカ):音楽の授業で使用。指定メーカーや色がある場合もあるので、学校の指示に従いましょう。
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跳び縄やなわとびカード:体育の授業用に。冬場に体育館で使うこともあります。
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連絡帳ケースや連絡袋:提出物を整頓するための便利アイテム。
4〜6年生になると必要になるもの:
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国語辞典・漢字辞典・英語ノート:国語や英語学習が本格化。辞書は指定のものがある場合も。
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裁縫セット・習字道具・リコーダー:図工や家庭科、音楽の授業で使用します。
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防災頭巾と防災ずきんカバー:地震や避難訓練時に使う安全用品。椅子にかけて保管するスタイルが多いです。
このように、成長に合わせて必要なものも増えていくため、毎年の始業前に持ち物リストを再確認することが大切です。
持参すべきアイテムの確認
小学校の入学前説明会や学年ごとの保護者会では、「持ち物一覧表」や「必要物品購入リスト」が配布されることが一般的です。これらには学校指定のサイズやデザイン、禁止事項(キャラものNGなど)などが記載されているため、絶対に捨てずに保管しておきましょう。
特に注意すべきチェックポイント:
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筆記用具の濃さ・本数の指定(例:2Bの鉛筆6本など)
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ノートの罫線幅やマス目のサイズ指定
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教科ごとに異なる道具の色や形状のルール
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学年進級時の「買い足し用品リスト」や配布資料
一覧表をもとにチェックリスト形式にまとめておくと、買い忘れ防止になります。
事前に準備するべき荷物
入学式や新学期の準備は、文房具だけでなく身だしなみや生活用品も忘れずに揃える必要があります。意外と見落としがちな下記のアイテムもチェックしましょう。
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替えのマスク・タオル
感染対策や汗対策として必須。マスクは予備をランドセルに常備し、タオルはループ付きのものが定番です。 -
髪ゴム(女子用)
体育や給食時には髪をまとめることが推奨される学校もあります。地味な色・シンプルなデザインが好まれる傾向です。 -
防寒具(冬場)
登下校用にネックウォーマーや手袋、耳あて、カイロなどを用意しておくと便利。フード付きの上着を嫌う学校もあるため、防寒アイテムの使用ルールも確認しましょう。
また、梅雨時や真夏には替えの靴下・日よけ帽子・水筒など、季節に応じた持ち物を柔軟に追加していくことが、快適な学校生活につながります。
男の子向けの人気アイテム
男の子におすすめのランドセル
小学校入学に向けて、男の子に人気のランドセルは「黒系やネイビー系」が中心です。特に最近は、デザインや機能性にこだわったモデルが増えており、以下のようなポイントで選ぶ家庭が多くなっています。
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カラーとデザイン
黒は根強い人気を誇り、差し色に青・赤・シルバーなどをあしらった「スポーティタイプ」も注目されています。ネイビーやメタリックカラー、ステッチ入りなどで個性を出すパターンも。 -
反射材の有無
安全対策として、夜道や雨の日に光る反射材付きランドセルを選ぶ保護者も多数。通学路が交通量の多い場合や夕暮れが早い季節には特に有効です。 -
軽さとフィット感
「背負いやすさ」も重視すべきポイント。肩や腰に負担がかかりにくいウィング背カン(フィット機能)や軽量モデル(1,000g前後)が人気です。 -
ブランド例
【フィットちゃん】【セイバン(天使のはね)】【イオンかるすぽ】などが、男の子向けに豊富なデザインを展開しています。
6年間使うことを見越して、飽きの来ないデザインと耐久性を両立したランドセルを選ぶのがおすすめです。
学用品の人気ブランドとタイプ
小学校で使用する文房具や学用品にも、子どもにとって「使いやすさ」「デザイン性」「丈夫さ」が求められます。以下は、男の子に人気の高いブランドとその特徴です。
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クツワ(KUTSUWA)
筆箱や文房具収納アイテムに強く、「鉛筆が飛び出ない」安全設計の筆箱や、定規・コンパスなどの定番商品が豊富。 -
サクラクレパス(SAKURA)
クレパス・色鉛筆の定番ブランド。発色が良く、小学生の図工に適した製品が多数。安全性も高く、家庭・学校どちらでも安心して使えます。 -
コクヨ(KOKUYO)
学習帳・連絡帳などのノート系で絶大な信頼を誇ります。マス目が見やすく、漢字練習や自由帳などの使い勝手も抜群。教科ごとに色を変えて揃える家庭も多いです。
また、最近は鉛筆や消しゴム、下敷きなどに「抗菌仕様」「汚れに強いコーティング」などが施された製品もあり、衛生面に配慮した商品も選ばれています。
子どもが喜ぶキャラクターグッズ
文房具やお弁当グッズ、給食セットなどでは、子ども自身が好きなキャラクターを取り入れたアイテムを持たせることで、学校生活へのモチベーションアップにもつながります。特に男の子に人気のキャラクターは以下の通りです。
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ポケモン
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トミカ・プラレール
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ドラえもん
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スーパーマリオ
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戦隊ヒーローシリーズ(例:キングオージャーなど)
ただし注意点として、学校によっては「キャラクターもの禁止」や「派手すぎるデザインNG」などのルールが設けられていることがあります。そのため、以下のような工夫をすると安心です。
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内側や裏面にワンポイントで使う
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カラーは落ち着いた色を選ぶ(黒・紺・グレーなど)
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取り外しできるグッズ(ランチ袋やハンカチなど)に限定して使う
お子さまの“お気に入り”と“学校のルール”のバランスを取りながら選ぶことで、楽しく、かつマナーに配慮した通学アイテムになります。
入学準備のスケジュール
冬から春にかけての準備法
小学校の入学準備は、冬から少しずつ始めておくと、直前に焦ることなく安心して本番を迎えることができます。以下に時期ごとのおすすめ準備ポイントをまとめました。
■ 12月〜1月:ランドセル・学習机など大型アイテムを準備
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ランドセルや学習机の購入は、この時期がピーク。人気ブランドは秋に売り切れることもあるため、冬までには確保しておくのが安心。
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学習机はリビング学習を選ぶ家庭も多いため、「机を買うか、勉強スペースを整えるか」を家族で話し合っておきましょう。
■ 2月〜3月:文房具・生活用品・名前つけグッズを購入
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説明会などで学校指定のアイテムが明確になる時期。筆記用具・クレヨン・体操服・上履きなど、細かい学用品を揃えるタイミングです。
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大量の名前つけ作業が待っているため、お名前シールやスタンプ、タグ用アイテムなどの準備も忘れずに。
■ 3月下旬:入学式の服・持ち物の最終確認
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入学式用のフォーマルウェア(子ども・保護者両方)を早めに準備。サイズの最終確認も忘れずに。
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ランドセルや筆箱に名前をつけたか、学用品はすべて揃っているかを最終チェックリストで確認しておくと安心です。
入学前に考えるべき習慣
小学校入学は、「生活の自立」を大きく促すタイミング。子どもが戸惑わずに学校生活に馴染めるよう、家庭で少しずつ習慣づけておくことが大切です。
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早寝早起きの生活リズム
起床・就寝時間を固定し、登校時刻に合わせた朝の準備の練習を。朝食やトイレ、着替えの時間もシミュレーションしておくと◎。 -
自分で荷物を持つ習慣
ランドセルを背負って歩く練習や、持ち物の準備・片付けを自分でやるように促しましょう。入学前から「自分でできる!」という自信が育ちます。 -
トイレや衣服の着脱練習
ボタンの付け外しや制服の着脱、トイレの後始末など、学校で先生に頼らずできるよう、家庭で繰り返し練習しておくと安心です。
保護者が知っておくべきこと
保護者もまた、新たな学校生活に向けてさまざまな準備が求められます。事前に把握しておくべきポイントを3つご紹介します。
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学童保育の申し込みと準備
共働き家庭にとっては欠かせない学童保育。申し込み期間は自治体や学校によって異なるため、早めに調べて必要書類を整えておきましょう。 -
入学式の当日の流れと持ち物
当日は受付時間が早いことも多く、服装や持参品の準備も必要です。カメラ・スリッパ・筆記具・資料入れ用のサブバッグなども用意しておくと便利です。 -
緊急時の連絡方法や通学ルールの把握
登下校時のトラブルに備えて、学校への連絡ルート(電話・連絡帳・アプリ等)を把握。通学路や集団登校の有無、防犯ブザーの使い方も確認しておきましょう。
入学前の準備は、子どもの成長をサポートする大切なステップです。余裕をもって少しずつ取り組むことで、家庭全体が落ち着いて新生活を迎えることができます。
持ち物の収納と整理法
便利な収納グッズの紹介
入学を機に、持ち物の量や種類が一気に増えるため、使いやすく、出し入れしやすい収納環境を整えることが重要です。子どもが自分で準備できる仕組みをつくることで、自然と「自立の習慣」が身につきます。
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ランドセルラック
ランドセルの置き場が決まっていると、毎日の準備がスムーズに進みます。教科書や連絡帳を収納できる棚や引き出し付きのラックが特に人気。翌日の準備や忘れ物チェックの習慣づけにも最適です。 -
仕分けボックス・小物収納ケース
文房具や名前シール、替えマスク、ハンカチなどを種類別に分類。ラベルを貼った引き出し式の収納ケースは子どもでも分かりやすく、取り出しやすいのがポイント。兄弟姉妹がいる場合は色分けすると便利です。 -
書類トレイ・クリアファイル立て
学校からのプリント類やお便り帳の定位置として活用。「提出するもの」「保管するもの」「見るだけ」の3区分に分けると管理がしやすくなります。 -
フック・吊るし収納
給食袋や体育服袋など、使用頻度の高い袋類は壁掛け収納にすると忘れにくいです。玄関やリビングに「見える収納」を取り入れると子どもも管理しやすくなります。
オリジナルのチェックリスト作成法
日々の準備や買い物リスト、名前つけの管理などには、オリジナルのチェックリストを作っておくと非常に便利です。
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Googleスプレッドシート
スマホやPCからも編集・共有ができるため、保護者同士で情報を確認したり、夫婦で役割分担をしながら管理できます。日付や項目ごとに色分けも可能。 -
無料テンプレートの活用
Web上には「小学校入学準備チェックリスト」や「名前つけリスト」などの無料テンプレートが多数公開されています。印刷して冷蔵庫やランドセルラックの横に貼っておくと確認がしやすいです。 -
子ども向けのビジュアルチェック表
「筆箱」「ハンカチ」「連絡帳」などをイラストや写真で見せるチェック表を用意すると、ひらがなが読めない年長さんでも自分で確認する習慣が身に付きます。
リビングや教室での管理法
家庭での整理整頓だけでなく、学校生活を想定した「準備の流れ」を整えることが大切です。
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定位置のルールをつくる
「ランドセルはこの棚」「給食袋はこのフック」など、毎日の持ち物に“置き場”を決めておくことで、忘れ物ゼロを目指すことができます。家庭での収納場所も、子どもの目線に合わせて使いやすさを重視しましょう。 -
夜のうちに準備する習慣
寝る前に翌日の時間割を確認し、持ち物を整える習慣を家庭で促すことで、朝のバタバタを減らせるだけでなく、自信をもって登校できるようになります。 -
教室との“つながり”を意識した準備
学校での机・ロッカー・棚と似た配置にすることで、子どもが「ここにしまう」「ここに置く」といった行動パターンを家庭でも自然に覚えることができます。
収納環境は、「忘れ物しない子ども」に育てるための家庭内トレーニングの場。便利グッズとチェックリストを上手に取り入れて、親子で楽しく準備を進めていきましょう。
入学準備にかかる費用
学用品の相場と予算計画
小学校入学前後は、ランドセルや学習机、文房具、通学用品、制服や入学式の衣類など、さまざまな物の購入が重なります。特に、入学説明会のあとにまとめて買い揃えることが多く、出費が一時期に集中する傾向があります。
【学用品の一般的な費用相場(ランドセル除く)】
項目 | おおよその費用目安(円) |
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筆箱・鉛筆・消しゴムなど | 2,000〜3,000円 |
色鉛筆・クレヨン・はさみ | 2,000〜3,000円 |
上履き・体育館シューズ | 3,000〜5,000円 |
給食セット一式 | 2,000〜4,000円 |
体操服・通学帽子 | 4,000〜8,000円 |
鍵盤ハーモニカ・算数セット | 5,000〜7,000円 |
名前つけグッズ一式 | 1,000〜3,000円 |
合計すると、ランドセルを除いても平均5万円〜10万円前後の費用が必要となる場合があります。地域や学校によっては制服の購入が必要な場合もあり、さらに費用がかさむことも。
予算は余裕をもって、プラス1〜2万円を想定しておくと安心です。
経済的な準備とアイデア
入学準備を少しでも経済的に抑えるためには、事前の計画と柔軟な発想が大切です。
■ おさがりの活用
- 兄弟・親戚・近所のお子さんなどからの「おさがり」は、費用削減に効果的。
- 特に鍵盤ハーモニカや算数セット、クレヨンなどの道具類は状態が良ければ再利用しやすいアイテムです。
- おさがりでも、名前シールを貼り替えたり、ケースを変えるなどの一工夫で気持ちよく使えます。
■ フリマアプリやリユースショップの活用
- メルカリ・ラクマ・ジモティーなどでは、未使用品や美品の学用品が安価で手に入ることも。
- 地域のバザーや子育て支援センターなどで、お譲り会や交換会が開催されている場合もあるので、事前に調べてみましょう。
- 使用感のある物は避けつつ、必要なものをピンポイントで探せば、お得に揃えることができます。
費用を抑える購入方法
賢く買い物を進めるには、タイミングと比較がカギです。
■ まとめ買いセールの活用
- シーズン前(1月〜3月)には、大手文房具店や量販店で「入学準備フェア」や「まとめ割」が開催されることが多くあります。
- 同じブランドで複数買うことで割引が効くこともあるため、兄弟分や今後の買い替えを見越してまとめ買いするのも有効です。
■ ネット通販の価格比較
- 楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどを活用し、価格・レビュー・送料を比較してから購入しましょう。
- とくに**「学校指定でないアイテム」**については、店舗よりもネットのほうが安く手に入ることが多いです。
- 家にいながら買い揃えられるので、子育て中の保護者にとっては時短にもなります。
まとめて買いすぎて無駄にしないためにも、学校から配布される「購入リスト」や「指定アイテム表」をしっかり確認してから動くことが大切です。
無理なく、楽しく、そして計画的に――家計にもやさしい入学準備を進めましょう!
失敗しないためのデメリット対策
よくある失敗とその対策
小学校入学準備では、「ついうっかり」の失敗が意外と多いもの。事前にありがちな失敗を把握しておくことで、余裕を持った準備ができます。
■ 名前つけの漏れ
持ち物すべてに名前をつけるのは、小学校入学準備の大仕事のひとつ。文房具、衣類、袋物、給食セットなど数十〜数百点以上に名前をつける必要があります。
【対策】
- チェックリスト形式で「名前つけ済み・未済み」を記録する
- 防水シール・タグ用ゴム・スタンプなど、用途に合わせて複数の名前つけグッズを用意
- 入学前に時間を決めて、親子で一緒に「名入れデー」を設けるのもおすすめです
■ 買いすぎ・二重購入
「念のため」と思って多めに揃えたものの、実際は学校で配布される、または使用しない…というケースも少なくありません。
【対策】
- 入学説明会や学校からの配布資料を確認してから購入することが大前提
- 特に「算数セット」「絵の具セット」「鍵盤ハーモニカ」などは、学校指定の商品を入学後に注文するケースも多いため、フライング購入は要注意
- すべて揃えたつもりでいたら、実は不要なものだったということも。「あとで買えるもの」は後回しにして、優先順位を決めておくことが大切です
チェックしておくべきルール
学校ごとに異なる「細かいルール」や「校則」に注意しないと、せっかく用意したものが使えないというトラブルも。あらかじめ以下のポイントを確認しておきましょう。
■ キャラクターものの可否
近年では、持ち物の「キャラクター使用禁止」や「派手なデザインNG」といった学校が増えています。特に低学年のうちは、クラスの統一感や落ち着きのある学習環境づくりのため、ルールが厳しめな傾向です。
【確認ポイント】
- 筆箱・下敷き・連絡帳などは無地またはシンプルデザインが安心
- 給食袋やランチョンマットなどは少し自由度が高いこともあるが、過度なデザインは避けたほうが無難
■ 文具や衣類の細かい指定
- 鉛筆の濃さ:2BやBなど指定されることが多く、HBやシャープペンはNGの学校も
- 上履きの色・ラインの数:指定カラーがある場合も。白地+○本ラインなど、意外に細かい
- 体操服・赤白帽の指定:学校名入り、学年カラーの指定などがある場合も
【対策】
- 入学説明会での配布資料をしっかり読み込む
- わからない場合は、先輩ママ・パパや学校に確認するのが確実です
入学準備でありがちな落とし穴
■ 「まだ時間があるから…」という油断
入学式まで数カ月あるからと、つい後回しにしてしまうと、直前に「時間が足りない!」「名前つけが終わらない!」と慌てるケースが非常に多いです。
【対策】
- 準備項目を月別・週別に分けてスケジュールを立てることが大切
- 特に「まとめて名前つけ」や「購入リストの見直し」などは、週末や休日を使って少しずつ進めるのがベスト
- 家族で話し合って、「今週はこれを終わらせよう」と計画的に進めると気持ちにも余裕が生まれます
入学準備は“モノを揃えるだけ”ではなく、「子どもの新生活を支える安心の土台」を整えること。
よくある失敗や落とし穴を事前に把握して、楽しくスムーズな準備を進めていきましょう!
まとめ|入学準備は早めのチェックが安心!
小学校入学に向けた持ち物の準備は、計画的に進めることで心に余裕が生まれます。必要なアイテムは学校によって多少異なるものの、基本の持ち物を押さえておくことで、後から慌てることがなくなります。
入学式や新学期に向けて、この記事の内容を参考にしながら、今から少しずつ準備を始めてみましょう。子どもも親も安心して新生活を迎えるために、早めの行動がカギです。