「高ければいい」と思っていた私の勘違い
義姉に贈ったベビー服がまさかのNGに
初めて身内に赤ちゃんが生まれたとき、私はちょっと張り切りすぎていました。贈り物は「気持ちが大事」と言いつつも、心のどこかで「高価なもの=いいプレゼント」だと思っていたんです。
当時、義姉への出産祝いに選んだのは、ブランド物のベビー服セット。正直、予算は奮発しました。「きっと喜ばれるだろう」と自信満々で渡したのですが、義姉の反応はどこか曇っていて…。
後日、共通の親戚からポロリと聞いたのは、「気持ちはありがたいけど、ああいう服は着せづらくて…」という本音でした。
その瞬間、私は「やっちゃった…」と心の中でつぶやきました。
あとから知った“出産祝いの距離感”
関係性別の相場・内容の目安
義姉との関係は“親しすぎず遠すぎず”な微妙な距離感。あとから調べてみて初めて知ったのですが、出産祝いって相手との関係性によって、相場や選ぶべきものがぜんぜん違うんですよね。
- 友人や同僚:3,000〜5,000円程度/実用的なアイテム
- 親戚:5,000〜10,000円程度/名入れや記念になるもの
- 兄弟姉妹:10,000〜20,000円程度/欲しいものを事前に確認
私の贈ったベビー服は、明らかに「見た目>実用性」だったし、しかも事前に何も相談せずに贈ってしまった。高価なものを押しつける形になってしまったと、反省しました。
相手に本当に喜ばれたプレゼントはこれ
経験からわかる選び方のコツ
その後、友人や同僚などにも出産祝いを贈る機会が増えました。いくつか失敗も経験しながら、ようやくわかってきた「選び方のコツ」があります。
それは、“使う人の立場で考えること”。
たとえば、同じ保育園で仲良くしていたママ友には、保育園で使える「名前入りのガーゼタオルセット」をプレゼントしました。これが大正解で、「毎日使ってるよ!ありがとう」とすぐに連絡が来たんです。
他にも、
- 第一子なら「オムツケーキ」や「ベビーバスグッズ」
- 第二子以降なら「上の子が使える絵本やおやつの詰め合わせ」
など、相手の状況を思い浮かべて選ぶようにしたら、格段に喜ばれるようになりました。
贈り物は“気持ち”だけじゃ足りないこともある
「気持ちがこもっていればなんでもいい」と思っていたあの頃の私。でも実際は、相手のことを想像できるかどうかが一番のポイントなんですよね。
特に出産直後は、相手の生活がガラリと変わっている時期。そこにズレた贈り物をしてしまうと、「ありがたいけど困る…」という気持ちにさせてしまう。
逆に、「ちょうどこれ欲しかったの!」と言われたときの嬉しさは格別です。
それは、値段やブランドじゃなくて、“ちゃんと考えてくれたんだ”という伝わり方があるから。
まとめ|「相手目線」で選ぶだけで、喜ばれ方は変わる
出産祝いは「高い=正解」ではありません。関係性や状況に応じて、相場や内容の“正解”は変わります。相手の立場に立って、「今のこの人が喜びそうなものは?」と想像すること。それが、心から感謝される贈り物につながる第一歩だと、私は実感しました。
あなたもぜひ、次に贈るときは“相手目線”で選んでみてください。