一生に一度の新婚旅行、どこに行くべきか、どれくらいの予算が必要か悩んでいませんか?旅行先の選択肢が多すぎて迷ったり、予算オーバーで後悔するカップルも少なくありません。でも大丈夫。
この記事では、新婚旅行の人気スポットとその予算目安をわかりやすくご紹介。さらに、限られた予算内でも満足度の高い旅にするためのコツも解説します。ふたりにぴったりのハネムーンを見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
新婚旅行 人気の行き先ランキング
新婚旅行は、一生に一度の特別な思い出づくりの旅。そんな大切なハネムーンだからこそ、行き先選びには妥協したくないですよね。ここでは、海外・国内問わず、多くのカップルから支持されている人気スポットをご紹介します。それぞれの地域の魅力や特徴を知ることで、理想の旅先がきっと見つかるはずです。
海外旅行の人気国トップ5
■ ハワイ(アメリカ)
新婚旅行の定番ともいえるハワイ。美しいビーチと南国の自然に癒されるだけでなく、日本語が通じるホテルやレストランも多く、海外旅行に不慣れな方でも安心して楽しめます。ショッピング、グルメ、アクティビティすべてが揃った万能リゾートです。
■ モルディブ
一生に一度の非日常体験を求めるなら、モルディブがおすすめ。透き通る海の上に立つ水上ヴィラはまさに夢のような空間。オールインクルーシブのホテルも多く、滞在中は何も気にせず優雅な時間を過ごせます。サンセットクルーズやスパも人気です。
■ イタリア
美食と芸術、歴史を満喫できるヨーロッパの名所。ローマの遺跡、フィレンツェの芸術、ヴェネツィアの水上都市など、訪れる都市ごとに表情が異なり、飽きることがありません。グルメやワインを楽しむ大人の新婚旅行にぴったりです。
■ フランス
ロマンチックな旅を叶えたいなら、フランスは外せません。中でもパリはエッフェル塔やセーヌ川など絵になる景色が満載。美術館やカフェ巡り、フォトウェディングも人気です。郊外に足を伸ばして、モンサンミッシェルやプロヴァンスを訪れるのもおすすめ。
■ バリ島(インドネシア)
手頃な価格でラグジュアリーな体験ができるバリ島は、コストパフォーマンス重視のカップルに人気。スパやヴィラ滞在、寺院巡りなど、アジアンリゾートならではの魅力が詰まっています。現地ツアーも豊富で、アクティブ派にも◎。
国内旅行でおすすめのスポット
■ 沖縄本島・石垣島(沖縄県)
南国の雰囲気と美しい海を楽しめる沖縄は、国内ハネムーンの大定番。特に石垣島は自然の美しさが残るエリアで、竹富島や西表島など離島巡りも人気です。沖縄料理やマリンアクティビティも充実しており、ふたりの距離がぐっと近づく旅になります。
■ 京都・奈良(関西)
歴史ある街並みと落ち着いた雰囲気の中で、和の魅力をじっくり味わえる旅に。着物レンタルで街を散策したり、静かな寺社で写真を撮ったり、大人カップルにぴったりの行き先です。食事も和食中心で、胃にも心にもやさしい旅ができます。
■ 箱根・熱海(関東)
都心からアクセスが良く、短期間でも満足感の高い旅ができるエリア。名湯につかり、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、非日常のひとときを楽しめます。露天風呂付きの宿や客室食など、プライベートを重視した滞在も可能です。
リゾート地の魅力
リゾート地の最大の魅力は、日常を忘れられる開放感と贅沢な時間。海辺でのんびりと過ごすもよし、スパやエステで癒されるもよし。宿泊施設も、プライベートプール付きのヴィラや、オーシャンビューのホテルなど、非日常を演出してくれる場所が揃っています。また、リゾート地では現地ならではの文化体験や自然とのふれあいも楽しめるため、旅の思い出がより深く残ります。
ハネムーンの定番旅行先
多くのカップルに選ばれている定番の新婚旅行先は、ハワイと沖縄。どちらも安定した気候、美しいビーチ、アクセスの良さ、観光・グルメ・ショッピングの充実度といった、バランスの取れた要素が魅力です。旅行に慣れていない方にもおすすめできる、安心感のあるエリア。迷ったらまずこの2つから検討してみるとよいでしょう。
新婚旅行の予算と相場
新婚旅行は人生の節目となる大切なイベントですが、そのぶん「どれくらいの予算が必要なのか?」という不安や疑問を感じるカップルも多いものです。ここでは、実際の平均予算や費用の内訳、予算をかけすぎないためのコツまで、しっかり解説していきます。
新婚旅行の平均予算
新婚旅行にかかる費用の平均は、旅行先や日数によって大きく異なります。
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海外旅行の場合:1人あたり30〜50万円程度(2人で60〜100万円)
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国内旅行の場合:1人あたり20〜30万円程度(2人で40〜60万円)
高級リゾートや長期滞在を希望する場合は、さらに費用がかかることもあります。一方で、行き先や時期、プランによってはこれよりも安く抑えることも十分可能です。
特に最近では、短期間・近場のリゾートを選ぶ新婚旅行も増えており、予算を抑えつつも満足度の高い旅を実現しているカップルが多く見られます。
費用の詳細 breakdown(内訳)
新婚旅行の費用は、以下のような項目に分けられます。
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航空券/新幹線代
海外なら航空券が最も大きな割合を占めます。国内なら繁忙期の新幹線や飛行機も高額になりやすいので注意。 -
宿泊費(ホテル・リゾート)
ハネムーンにふさわしい高級ホテルやリゾートを選ぶ人が多く、1泊あたり2〜5万円が目安です。全泊を高級ホテルにせず、1泊だけグレードアップする方法も人気。 -
食費・観光費
ご当地グルメや有名レストランでの食事、観光地での入場料や体験費なども意外と費用がかさむポイントです。 -
オプションツアーやアクティビティ
シュノーケリング、クルーズ、現地ガイド付きツアーなど、事前に予約することで割引になることも。 -
海外旅行保険・Wi-Fi・お土産代など
万が一のための保険料や通信費、家族や友人へのお土産費用も忘れずに。
【POINT】
トータル費用の目安を出したら、「交通費:宿泊費:現地費用=4:4:2」くらいのバランスで考えると組み立てやすくなります。
自己負担と誰が払うのか
新婚旅行の費用負担は、基本的に新郎新婦の共同負担が一般的です。結婚後の生活資金とのバランスを考えながら、貯金やご祝儀などを元に旅行資金を組み立てるケースが多く見られます。
一方で、家庭によっては「親が一部または全額を援助してくれる」ケースもあります。そうした申し出がある場合でも、感謝の気持ちと事前の相談が重要。両家間でのトラブルを避けるためにも、誰がどの部分を負担するのかは早めに確認・共有しておきましょう。
かけすぎないための目安
素敵な思い出をつくりたい気持ちが先行して、つい予算オーバーになりがちな新婚旅行。しかし、結婚式や引越しなどでも出費がかさむタイミングだからこそ、計画的な予算管理が重要です。
以下のような工夫で、コストを抑えつつ満足度の高い旅を叶えられます。
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まずは全体予算を明確にする(例:2人で60万円以内など)
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「移動・宿泊・体験」の中で、優先順位を決める
→ 移動はLCCを利用して、宿泊費に重点を置く
→ ホテルは控えめにして、体験を充実させる など -
現地での使いすぎを防ぐために、日別・用途別に分けて現金やプリペイドカードを管理する
また、旅行会社のパッケージプランを上手に使えば、予算の中でお得に豪華な旅をすることも可能です。プラン比較サイトやクチコミも積極的に活用して、費用対効果の高い旅を選びましょう。
人気の新婚旅行シーズン
新婚旅行を成功させるためには、「いつ行くか」も重要なポイントです。行き先によって最適な時期が異なるため、気候やイベント情報、混雑状況、費用の違いをふまえて計画を立てることが大切です。ここでは、旅行シーズンごとの特徴とメリット、さらにオフシーズンを活用するコツまでを解説します。
最適な旅行時期
旅行先を決めるうえで、気候や現地イベントとの相性は非常に重要です。同じ場所でも時期によって旅の印象は大きく変わります。
■ ハワイ
年間を通して温暖な気候ですが、乾季(5〜10月)は特に晴天が多く、ビーチアクティビティを満喫するにはベストシーズン。雨が少なく、海の透明度も高いため、ハネムーンには最適です。
■ ヨーロッパ(フランス・イタリアなど)
春〜初夏(4〜6月)は気候が穏やかで、街歩きや観光にぴったり。観光客もピーク前で、ホテルやフライトも比較的予約しやすくなります。7〜8月はバカンスシーズンで混雑&高額になる傾向があるため注意が必要です。
■ アジアリゾート(バリ島・モルディブなど)
地域によってベストシーズンが異なります。例えばバリ島は乾季の5〜9月が快適。モルディブは11〜4月頃が晴天率も高く、海の透明度も抜群です。
【POINT】旅行の目的が「ビーチ」「観光」「グルメ」などによっても、最適な時期は変わります。目的と旅先のベストシーズンを照らし合わせて選びましょう。
シーズンごとのメリット
■ 春(3月〜5月)
春は気候が穏やかで過ごしやすく、花々が美しい季節。桜やチューリップなど季節の景色を楽しめる国内旅行にも最適です。海外ではヨーロッパの観光に最も適したシーズンで、長時間の外出でも疲れにくいのが魅力。
■ 夏(6月〜8月)
夏は南国リゾートやビーチが最も輝く季節。ハワイや沖縄、バリ島などが特に人気です。ただし、台風シーズンや猛暑、旅行代金の高騰など注意点もあるため、避けたい地域や時期を見極めることが大切です。
■ 秋(9月〜11月)
秋は過ごしやすい気温と美味しい食の季節。紅葉や実りの秋を楽しめる国内旅行の需要が高まります。海外では旅費が落ち着き始める時期でもあり、比較的リーズナブルに旅行できるのがメリット。
■ 冬(12月〜2月)
冬は温泉やスキー、イルミネーションなどの季節感を楽しめる旅行が人気。ヨーロッパのクリスマスマーケット巡りや、北海道での雪景色体験など、寒い時期ならではの魅力があります。年末年始は価格が上がるため、早めの予約がおすすめです。
オフシーズンの魅力
いわゆる「オフシーズン」は、観光客が少なくなる時期を指します。具体的には、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などのピークを外した平常月が該当します。
■ 混雑を避けられる
有名観光地や人気ホテルでも、混雑せず落ち着いた雰囲気で過ごせるのが最大のメリットです。写真撮影や食事も、ゆったりと楽しめます。
■ 費用が抑えられる
飛行機やホテルの料金が大幅に下がることが多く、同じ旅でも費用を2〜3割抑えられるケースもあります。その分、ワンランク上の部屋にアップグレードすることも可能です。
■ 静かな時間を過ごせる
「喧騒を避けてふたりだけの時間を楽しみたい」というカップルには特におすすめ。スパや露天風呂、自然の中でのんびりしたひとときは、心の距離をぐっと縮めてくれます。
旅行の時期は、費用・天候・混雑状況のバランスを考えて選ぶことで、後悔のない新婚旅行になります。シーズンごとの特徴をしっかり把握して、自分たちらしい最適なタイミングを見つけてください。
新婚旅行を成功させるための計画
新婚旅行を心から満喫するためには、事前の計画が何よりも重要です。行き当たりばったりでは、予算オーバーやトラブルにつながる可能性も。ふたりの希望や価値観をすり合わせながら、段階的に準備を進めていくことで、理想のハネムーンが実現します。ここでは、旅行を成功させるための計画手順や、押さえておくべきポイントを詳しくご紹介します。
旅行のプランニング方法
まずは「何のための新婚旅行か?」という目的を明確にしましょう。旅行のスタイルによって、行き先や日数、予算の配分も大きく変わってきます。
■ 目的をはっきりさせる
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リラックス重視:海辺のリゾートや温泉地、静かなホテルでのんびり過ごす
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観光重視:歴史的建造物や世界遺産巡り、街歩きが中心
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アクティブ派:マリンスポーツ、山登り、アドベンチャーツアーなど体験型
ふたりそれぞれの希望を出し合い、共通の理想像を一度リストアップすると、プランを決める上で迷いが減ります。
■ 優先順位をつける
「移動をラクにしたい」「ホテルにはこだわりたい」「グルメを満喫したい」など、こだわりたい部分と妥協できる部分を整理しましょう。限られた日程と予算の中で最大限満足するためには、メリハリをつけた計画がカギになります。
旅行先を決めるポイント
行き先の選定は、新婚旅行の成否を左右するといっても過言ではありません。以下のような項目をチェックしながら選びましょう。
■ 予算とのバランス
行き先によって物価や交通費が大きく異なります。同じ予算でも、アジアとヨーロッパでは宿泊や食事のグレードに差が出ることも。
■ 航空時間の長さ
長時間のフライトは体力的な負担も大きく、時差ボケも影響します。移動時間を含めた余裕ある日程を組むのが理想です。
■ 現地での治安
安全第一は旅行の鉄則。外務省の「海外安全情報」などを参考に、治安や医療環境も確認しておきましょう。
■ 時差と気候
時差が大きいと体調管理が難しくなります。また、行き先のベストシーズンかどうかもチェックしておくと安心です。
【POINT】旅行先を最終決定する前に、一度旅行会社やレビューサイトで情報を比較すると失敗が減ります。
日数の選び方
新婚旅行の平均的な日数は5〜7日間程度とされています。これは仕事の都合や金銭的な面、移動時間との兼ね合いから、最も無理がなく、内容を充実させやすい期間といえるでしょう。
■ 短すぎると…
・移動だけで終わってしまう
・ゆっくり過ごす時間が取れない
■ 長すぎると…
・費用がかさむ
・疲れがたまりやすい
・休暇取得が難しくなるケースも
特に海外旅行では、現地で3日以上の滞在時間を確保できるスケジュールを組むのが理想です。
必要な手配と予約方法
旅行の計画が決まったら、できるだけ早めに各種手配を進めましょう。早めの予約は、費用の節約と希望通りのプラン確保の両方につながります。
■ 航空券・ホテル
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早期予約割引が適用されることが多いため、出発の2〜3か月前には予約がおすすめ
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人気のリゾートやフォトスポット付きのホテルはすぐに埋まるため要注意
■ オプショナルツアー・レストラン予約
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シュノーケリング、スパ、観光ツアーなどは、公式サイトや旅行代理店から事前予約を
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高級レストランや人気のカフェは、早めにオンラインで予約しておくと安心
■ 海外旅行に必要な準備
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パスポートの有効期限の確認(帰国予定日から6か月以上必要な国もあり)
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海外旅行保険への加入(病気・盗難などのリスク対策)
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クレジットカードの利用可否、現地通貨の準備
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ワクチン接種・ビザなどの渡航条件確認(特にコロナ後は要注意)
新婚旅行は、準備期間も含めて「ふたりで初めて作り上げる共同プロジェクト」のようなもの。しっかり話し合い、丁寧にプランを練ることで、旅そのものだけでなく計画段階から特別な思い出になります。
予算に合わせた新婚旅行の方法
新婚旅行は一生に一度の特別な体験ですが、結婚式や新生活の準備で出費が多い時期でもあります。そのため、「限られた予算内でどれだけ満足度の高い旅にできるか」が重要なテーマです。ここでは、コストパフォーマンスの高い旅行の選び方や、節約しつつ思い出に残る体験をするためのコツを紹介します。
費用対効果の高いプラン
「高いお金をかけなければ良い旅行はできない」と思われがちですが、実は目的地選びと過ごし方次第で、大幅に満足度は変わります。
■ コスパの良い国・地域を選ぶ
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東南アジア(ベトナム、タイ、マレーシアなど)は、宿泊費や食費が格段に安く、数万円の予算でも豪華なリゾートに泊まれることがあります。
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台湾や韓国も、近距離&物価が安いため、費用を抑えながら観光・グルメを満喫できます。
■ 直行便がある国を優先
乗り継ぎがあると航空券代も時間もかかります。直行便で行ける場所を選ぶだけで、疲労も予算も軽減されます。
【POINT】「宿泊費の安い国」で「航空券が安い時期」に「直行便で行ける場所」は、総じて費用対効果が高くなります。
パッケージツアーの利用
旅行初心者や、手間を省きたいカップルにはパッケージツアーの活用が非常におすすめです。
■ パッケージツアーの魅力
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航空券・ホテル・空港送迎・観光がセットになっており、個別に手配するより割安な場合が多い
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現地でのトラブルにもサポートがついていて安心
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ウェディング専用プランなど、ハネムーン特典が付くケースも
■ 注意点
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スケジュールがタイトになりがちなので、自由時間があるプランを選ぶ
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ホテルのグレードや部屋タイプも事前にしっかり確認を
旅行代理店や大手予約サイトで「新婚旅行向けプラン」や「ハネムーン割引」を活用するのもおすすめです。
格安で楽しむ方法
節約志向でも、新婚旅行の特別感を損なわずに楽しむ方法はたくさんあります。
■ LCC(格安航空会社)を使う
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目的地が限られますが、航空券代を大きく抑えることができます。
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預け荷物や座席指定などが有料になるので、必要なサービスを見極めて利用することが大切です。
■ 宿は3〜4つ星ホテルでバランスを取る
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5つ星ホテルにこだわらなくても、清潔で快適な3〜4つ星ホテルを選べば十分満足できます。
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評価が高く口コミも多いホテルを中心に探すと失敗が少ないです。
■ 食事や移動はローカルスタイルで
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高級レストランばかりでなく、現地のローカルフードや屋台料理も旅の醍醐味。
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現地のバスや電車を使うことで、旅のリアルな楽しさも体験できます。
【節約のコツ】「全日高級」は避け、1〜2泊だけ高級ホテルにする「ハレとケ」のバランスを。
特別な体験をするための計画
節約ばかりに気を取られると「せっかくの新婚旅行なのに物足りない…」と感じてしまうことも。そんなときは、ポイントを絞って“ちょっと贅沢”な体験を取り入れるのがおすすめです。
■ 一点豪華主義のすすめ
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1泊だけ高級ホテルや水上コテージに泊まる
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サンセットクルーズや高級スパを予約する
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フォトウェディングやドレスレンタルで特別な写真を残す
このように、「1つだけ特別な思い出」を作ることで、予算内でも記憶に残る贅沢な旅に仕上がります。
【TIP】結婚式とのバランスを考えて、「式はシンプル+旅行は豪華」「式は豪華+旅行は節約」とするカップルも増えています。
予算が限られていても、賢く計画すれば新婚旅行の満足度は十分に高められます。大切なのは、「ふたりにとって心から楽しめる旅」を目指すこと。選択肢を広げて、自分たちらしい最高のハネムーンをデザインしましょう。
新婚旅行のアクティビティ
新婚旅行では、「どこに行くか」だけでなく「何をするか」も満足度を左右する重要なポイントです。観光、グルメ、文化体験など、ふたりで過ごす時間そのものが、かけがえのない思い出になります。ここでは、人気の観光スポットから、ふたりで楽しめる体験、記憶に残る特別なアクティビティまでをご紹介します。
観光のおすすめスポット
旅行先での観光は、日常を離れた刺激的な体験。特に新婚旅行では「ここでしか見られない景色」や「ふたりだけの記念写真」が旅の彩りを添えます。
■ モンサンミッシェル(フランス)
幻想的な海に浮かぶ修道院。干潮と満潮で風景が一変する姿は、まるで絵本のよう。ライトアップされた夜の姿は特にロマンチックで、ハネムーンにぴったりです。
■ グレートバリアリーフ(オーストラリア)
世界最大級のサンゴ礁で、シュノーケリングやダイビングを楽しめます。透明度の高い海で泳ぐ体験は、一生の思い出になること間違いなし。
■ 清水寺・嵐山(京都)
日本の伝統と自然が融合するエリア。着物レンタルをして街を散策するカップルも多く、四季折々の景色が写真映えするスポットです。
【TIP】行き先が決まったら、Instagramや旅行ブログで現地の観光モデルコースを調べておくと、時間の使い方がスムーズになります。
食事の楽しみ方
新婚旅行は、ふたりの味覚を共有する貴重な機会でもあります。普段味わえない料理や、現地ならではの食文化を楽しむことも旅の醍醐味です。
■ 地元のレストランや屋台
観光地の中心街から少し離れたエリアには、地元の人が通うリーズナブルで美味しいレストランが多く存在します。屋台文化が根付く国では、ふたりで食べ歩きするのも楽しい時間です。
■ 高級ディナー・記念日レストラン
せっかくのハネムーンなので、1日だけでもドレスアップして特別なディナーを予約してみては?現地の高級ホテル内レストランやミシュラン星付きレストランは、記念日にぴったり。
■ 食に関する注意点
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アレルギーの有無や苦手な食材を伝えられるように、英語や現地語でメモを持っておくと安心
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水や生ものに注意が必要な国では、事前にガイドブックや口コミで衛生面もチェックを
二人で楽しむアクティビティ
ただ観光をするだけでなく、「体験」を通して絆を深めるのも新婚旅行ならではの魅力。以下は、特に人気の高い体験型アクティビティです。
■ サンセットクルーズ
夕焼けに染まる海を眺めながら、船上でのんびりと過ごす時間。音楽や食事が付いたクルーズもあり、ロマンチックなひとときが演出できます。
■ スパ・マッサージ
リゾート地では、本格的なスパ体験がリーズナブルに受けられることも。ふたり並んで受けられるカップルスパやアロママッサージで、旅の疲れを癒しましょう。
■ ワイナリーツアー・料理体験
現地のワインを試飲したり、地元料理を一緒に作る体験も人気です。普段とは違う環境で「一緒に何かを学ぶ」時間が、忘れられない思い出になります。
思い出に残る体験
何気ないひとときが、あとで振り返るといちばん心に残るもの。そんな体験を増やすためには、ふたりで同じ文化や景色を体感することがポイントです。
■ 現地の文化に触れる
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民族衣装を着て記念撮影(例:韓服・アオザイ・着物など)
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伝統芸能や舞踊を鑑賞(バリ島のケチャダンス、ハワイのフラなど)
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陶芸や染物などの工芸体験
■ オリジナルの旅の記録をつくる
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フォトブックや旅日記アプリで記録
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現地の切手で自分宛にポストカードを送る
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旅先でお互いに「ひとことメッセージ」を書きあう
【おすすめ】「旅行後も楽しめる記録」があると、帰宅後もふたりで余韻を楽しめます。
新婚旅行は、ただの観光旅行ではなく「人生の節目を祝う旅」です。だからこそ、アクティビティや体験は思い出に深く残る選択肢を意識的に取り入れることが大切です。行き先が決まったら、ぜひ体験重視でプランを組んでみてください。
新婚旅行の費用を抑えるテクニック
新婚旅行は人生の大イベントですが、結婚式や引越し、新生活の準備などと重なるため、少しでも費用を抑えたいというカップルも多いはず。予算に限りがあっても、ちょっとした工夫や情報収集で旅費は大きく変わります。ここでは、無理なく節約しながら、満足度の高い新婚旅行を実現するための具体的な方法をご紹介します。
旅行会社の選び方
旅行会社や予約サイトを上手に選ぶことは、旅費の節約に直結します。
■ 複数サイトで相見積もりを取る
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同じ内容のツアーでも、会社によって数万円の差が出ることも珍しくありません。
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楽天トラベル、じゃらん、HIS、JTB、Expedia、VELTRAなど複数を比較しましょう。
■ クチコミ評価と実績をチェック
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サイトに掲載されている情報だけでなく、SNSや口コミサイトで「実際の満足度」を調べると安心。
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ハネムーン対応の実績が豊富な会社は、特典やサポート体制も充実しています。
■ キャンペーンや限定割引に注目
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「ハネムーン専用プラン」や「早期予約割引」「直前割」など、期間限定のキャンペーンは見逃せません。
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特にオフシーズンや平日出発はお得なプランが出やすいです。
【POINT】見積もりの段階で「旅行代金に何が含まれているか(送迎・税・保険等)」をしっかり確認しましょう。
予約時のポイント
旅行の予約をする際のタイミングや方法も、費用に大きく影響します。
■ 早期割引を活用
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出発の2〜3か月以上前の予約で、宿泊費やツアー代金が割引されるケースが多いです。
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一部の航空会社では、最安値は出発の6〜8週間前に設定されることも。
■ 平日出発・平日帰着を選ぶ
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土日や連休は料金が高くなりがち。平日出発・平日帰国を選ぶだけで、数万円の差が出る場合もあります。
■ 航空券とホテルを別々に手配
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パッケージツアーが便利な反面、自分で航空券+ホテルを組み合わせた方が安く済むことも多いです。
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航空券比較サイト(スカイスキャナー、Googleフライト)+ホテル予約サイト(Booking.com、Agoda)を併用すると◎。
節約できる費用
旅行そのものだけでなく、旅先でのちょっとした出費を抑えることでも、全体の費用はぐっと下げられます。
■ お土産は現地スーパーや市場で
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観光地のお土産店は割高なことが多いため、現地スーパーや市場を活用するとコスパが高く、おもしろいアイテムも見つかります。
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お菓子やコーヒーなど、日持ちするものはまとめ買いもおすすめ。
■ オプションツアーは厳選
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すべてのツアーに参加すると費用も時間も過剰に。「ふたりが特にやりたい体験」だけに絞るのがコツ。
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同じ内容でも、旅行会社経由よりも現地予約サイトの方が安いこともあります。
■ 無料スポットを活用
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世界遺産や自然公園、美術館の特別開放日など、無料で楽しめる観光地も多く存在します。
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「無料 観光スポット 〇〇(地名)」などで事前に調べておくと、旅の自由度も高まります。
【TIP】「節約できるところはしっかり節約し、必要なところにはしっかり投資する」ことが、満足度を下げない節約のコツです。
新婚旅行の費用を抑えるには、情報の比較・予約のタイミング・現地での過ごし方の3点がカギになります。「予算が少ないから理想の旅は無理」とあきらめず、工夫とアイデアでふたりだけの最高のハネムーンを実現させましょう。
新婚旅行を思い出にするための方法
新婚旅行は、ふたりにとって「特別な旅」であると同時に、「人生の記念すべき1ページ」。だからこそ、旅の思い出をより深く、かたちに残す工夫をしておくことで、帰ってからも何度も幸せな記憶を振り返ることができます。ここでは、新婚旅行を一生の宝物にするためのアイデアをご紹介します。
フォトウェディングの利用
旅行先でのフォトウェディングは、今や新婚旅行の定番アクティビティのひとつ。美しい風景とともに、結婚の記念を“写真という形”で残すことで、何年経っても鮮やかに思い出がよみがえります。
■ 海外でも国内でも選べる多彩なロケーション
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ハワイやバリ島のビーチ、パリの街並み、京都の神社仏閣など、ロケーションの選択肢は豊富
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季節や時間帯によって、サンセットフォトや桜・紅葉とのコラボ撮影も可能
■ 旅行者向けのパッケージプランも充実
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衣装レンタル、メイク、カメラマン、ロケ地移動までセットになったオールインワンプランも多数
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滞在ホテルまでの送迎付きのプランもあり、言葉が通じない国でも安心して撮影できるサービスが整っています
【TIP】ハネムーン専用のフォトウェディングは「撮影+思い出作り」の両方を楽しめるので、写真好きのカップルには特におすすめです。
お土産の選び方
旅先での「お土産選び」は、自分たちの記念としても、感謝の気持ちを伝える手段としても大切な要素です。
■ 自分たちへの記念品
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名前入りの雑貨やペアグッズ(カップ、キーリング、刺繍アイテムなど)
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地元アーティストによる一点モノのクラフト雑貨や絵画
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滞在地の風景が描かれたポストカードやピンバッジなど、手軽に残せるものもおすすめ
■ 家族・友人・職場へのお土産
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ご当地グルメや限定お菓子は、定番ながら喜ばれやすいアイテム
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現地でしか買えない限定品や、少し高級感のあるもの(オリーブオイル、紅茶など)も人気
【POINT】「自分たちへのお土産」として残すと、帰宅後も目にするたびに旅の記憶がよみがえります。
旅行の記録を残すためのアイデア
楽しい旅はあっという間。帰ってから「あれも良かったね」と思い出を語り合えるように、記録を残す習慣を取り入れてみましょう。
■ フォトブックの作成
スマホやカメラで撮影した写真を、オンラインで簡単にフォトブック化できます。旅行の時系列に沿ってページを構成すれば、アルバムをめくるたびに旅がよみがえります。
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使いやすいサービス例:しまうまプリント、TOLOT、マイブックなど
■ 動画編集
旅の様子をショートムービーやVlog風動画にまとめて、結婚記念日に見返すのも素敵です。スマホアプリ(CapCut、VLLOなど)で簡単に編集できます。
■ SNSで旅を記録
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専用のハッシュタグを作って、InstagramやThreadsに写真を投稿
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アルバム形式でまとめて投稿すれば、友人にも旅の楽しさが伝わりやすいです
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後日まとめて「新婚旅行の振り返り投稿」として整理しても◎
【おすすめ】毎日1枚、お互いのお気に入り写真を選び合って「今日の1枚」として保存していくのも楽しい記録になります。
新婚旅行は、終わった瞬間から“思い出”として残っていく旅。だからこそ、ふたりにしか残せない記録や記念を大切にする工夫が、何年経っても温かく心に残ります。少しだけ手間をかけて、未来の自分たちへの贈り物を用意しておきましょう。
新婚旅行のトラブルと対策
楽しみにしていた新婚旅行も、思いがけないトラブルに見舞われることがあります。せっかくの特別な旅だからこそ、「まさか」の事態に備えておくことが大切です。事前にリスクと対策を知っておけば、落ち着いて対応でき、ふたりの絆も深まるはず。
ここでは、よくあるトラブルとその対処法、安心のための準備方法、緊急時の行動マニュアルを紹介します。
よくあるトラブルの事例
新婚旅行中によく起こりがちなトラブルは、些細なものから旅全体に影響するものまでさまざまです。
■ パスポート忘れ・有効期限切れ
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空港で気づいて出発できなかった…という悲劇も。出発前に有効期限(帰国日+6か月が基準)を必ず確認しましょう。
■ 体調不良(食あたり・風邪・乗り物酔い)
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気温や水質、食べ慣れない料理が原因になることも。常備薬の携行や体調管理を万全に。
■ 荷物の紛失・ロストバゲージ
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航空会社による預け荷物の紛失や、現地での盗難被害も想定して、貴重品は機内持ち込み&分散管理が基本。
■ 天候によるスケジュール変更
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台風や大雨などでフライトやアクティビティが中止に。代替案や雨天時でも楽しめるプランを想定しておくと安心です。
【TIP】トラブルは「起きるかも」と思っていれば心の余裕が生まれます。大事なのは“備えること”です。
安心して旅行するための方法
トラブルを完全に避けることはできなくても、事前の準備でリスクは大きく減らせます。以下の対策をしっかり行っておきましょう。
■ 海外旅行保険に加入する
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医療費の高額な国では、万が一の通院・入院でも安心。スマホ盗難やキャンセル補償などがついているプランもおすすめ。
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クレジットカード付帯の保険がある場合は、内容や利用条件(旅行代金をそのカードで支払う等)を確認。
■ 緊急連絡先を控えておく
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現地の日本大使館・領事館、宿泊先、旅行会社、航空会社の連絡先をメモしておく。
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スマホのメモアプリだけでなく、紙でも控えておくと安心。
■ 常備薬を準備する
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解熱剤・整腸剤・酔い止め・虫刺され薬・持病の薬などは、普段から使い慣れたものを携行。
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現地の薬局では言語の壁もあるため、日本語の説明書がある薬を持って行くと便利。
■ 渡航先の安全情報を調べる
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外務省「たびレジ」に登録すれば、現地の安全情報や緊急時の通知が届く。
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渡航先の治安、医療体制、感染症情報などを事前に調査しておきましょう。
緊急時の対応マニュアル
いざトラブルが起きた時に、落ち着いて行動するための心構えと準備も大切です。
■ 1. まずは深呼吸。状況を整理
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感情的にならず、何が起きたかを冷静に確認。同行者と状況を共有し、現地での対処法を話し合う。
■ 2. 旅行会社または宿泊施設に連絡
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オプショナルツアーの中止やホテルのトラブルなどは、まず手配先に状況報告を。
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日本語対応の現地デスクがある場合は、そこを頼るとスムーズです。
■ 3. 大使館や領事館への連絡(海外の場合)
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パスポート紛失や犯罪被害、事故などの際は、最寄りの大使館・領事館が最優先の窓口になります。
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パスポートのコピーと顔写真を持参していると、手続きがスムーズです。
■ 4. 証拠を残す
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紛失・盗難・事故などの現場では、写真・動画・状況メモを残しておくことで、後日の保険請求にも役立ちます。
■ 5. 現金やカードは分散して管理
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一か所にまとめておくと、紛失時のダメージが大きいため、財布・バッグ・スーツケースなどに分けて持ち歩くと安心です。
旅行中のトラブルは決して珍しいことではありませんが、事前の備えと落ち着いた対応があれば、その後の旅行を続けることも可能です。むしろ、ふたりで乗り越えたトラブルが思い出になることも。ぜひ「準備も含めて新婚旅行」と考えて、安心・安全な旅にしてください。
まとめ|理想の新婚旅行は情報収集から始まります
新婚旅行はふたりにとって大切な思い出づくりの時間。人気の行き先や平均的な予算を知ることで、無理のない計画が立てやすくなります。予算内でも満足度の高い旅にするためには、早めの情報収集とプランニングが鍵です。
本記事で紹介したコツや選び方を参考に、後悔のないハネムーンを実現してください。旅行会社の比較や希望条件の整理など、今できることから少しずつ始めていきましょう。