引越し夜間作業は可能?業者対応や騒音対策・挨拶マナー解説

引越し・一人暮らし

「平日は仕事で忙しくて、引越しの荷造りも作業も夜しかできない…」
我が家も転勤族で引越しが多いのですが、夜間作業には悩まされました。夜のうちに少しでも進めたいけど、近所迷惑にならないか不安になりますよね。

この記事では、夜間に引越し作業をしてもいいのか、どんなことに気をつければいいのか、私の体験談も交えてお話しします。夜でも安心して引越し準備を進められるよう、参考にしてください。

夜間に引越し作業ってできるの?

私も子どもを寝かしつけた後、夜に荷造りをしていました。
日中は家事や仕事でバタバタしていて、気づいたら夜しか作業時間がない…なんてことも多いですよね。

実際、夜間に作業すること自体は法律で禁止されているわけではありません。
でも、夜は静かな分、少しの音でも響きやすく、やはり騒音や周囲への配慮が必要です。

私も以前、保育園のお迎えから帰って夕飯、お風呂、寝かしつけと一通り終わらせてから、「さあ、荷造りしよう!」と頑張っていたことがありました。
そのときは疲れて眠いけど、引越し準備が全然進んでいなくて焦りもあって…。
夜に作業できるのは助かるけど、音にはすごく気をつかいました。

夜間作業のメリット

夜間に荷造りや片付けをするメリットは、なんといっても日中に邪魔が入らないこと。
我が家も、子どもが起きているときはすぐにダンボールを開けられてしまったり、「これいる!」とおもちゃを引っ張り出されたり…。
せっかく詰めたのに、また元に戻されることも多くて、思わずため息が出ました。

でも、夜なら子どもは寝ているし、夫も寝ているので話しかけられることもなく(笑)、集中して作業ができました。
「今夜はリビングの収納だけ終わらせる!」と小さな目標を決めておくと、達成感もあって気持ちがラクになります。

夜間作業のデメリット

一方で、物を動かす音やドタバタする音が響きやすいのも事実。
マンションやアパートなど集合住宅では特に注意が必要です。
夜は生活音が少ない分、小さな物音でも階下や隣の部屋に響いてしまうことがあります。

以前、夜21時頃に段ボールを積み替えていたら、下の階の方から「夜分すみませんが…」とインターホンが鳴り、注意されたことがありました。
その方も優しく伝えてくれたのですが、「ご迷惑おかけしてしまった…」とかなり落ち込みました。

それからは、夜間作業をするときは家具を引きずらないように持ち上げて運んだり、ガムテープを切る音もハサミを使って静かにしたりと、細かいことにも気を配るようにしています。

業者による夜間引越しは可能?

私自身は利用したことがないのですが、実は引越し業者の中には「夜間引越しプラン」を用意しているところもあります。
仕事が忙しくて日中は無理、でも土日は料金が高い…という家庭には助かるサービスですよね。

我が家も以前、夫の仕事が繁忙期で全然休めず、「夜に引越しってできるのかな?」と調べたことがありました。
日中だと夫が不在で作業が進まないし、かといって週末は割増料金がかかる…。
そんなとき、いくつかの業者が夜間対応をしていることを知りました。

夜間プランの特徴

夜間引越しプランには、こんな特徴があります。

  • 18時以降の作業開始
    仕事終わりに立ち会えるので、平日でも引越しが可能です。
    ただし、あまり遅い時間になると作業員さんも翌日の予定があるため、終了時間には制限があります。

  • 日中より安い場合もある
    平日夜間は予約が少ないため、割引価格を設定している業者もありました。
    我が家が見積もりを取ったときも、「平日昼より5,000円安くなりますよ」と言われたことがあります。

  • ただし深夜帯は対応外が多い
    さすがに22時以降の作業を引き受けてくれる業者はほとんどありません。
    夜間といっても18時~20時スタートくらいまでが限度だと考えておきましょう。

以前見積もりを取った業者さんには、「夜19時開始までは対応できますが、21時以降は難しいです」と言われました。
そのときは、仕事終わりに間に合わないと判断して断念しましたが、もし18時に立ち会える家庭なら選択肢に入ると思います。

ただ、夜間プランを利用する場合でも、周囲への迷惑や管理規約の確認は必須です。
マンションによっては、「搬入搬出は19時まで」と規定されているところもありますし、静かな住宅街ではトラックの出入りだけでも目立ちます。

我が家も夜間に荷物を運び出しているお宅を見かけたことがありますが、やはりトラックのエンジン音や作業員さんの声は響いていました。

夜間プランを選ぶときは、必ず管理会社や大家さんに確認して、トラブルにならないようにしましょう。

夜間作業で気をつけたい騒音とマナー

夜間に荷造りをするときは、周囲への配慮が何よりも大切です。
私も過去の引越し準備で、夜しか時間が取れずに作業していたことが何度もありましたが、静かにする工夫をしないと「いつクレームが来るか」とヒヤヒヤしながら作業する羽目になります。

ここでは、私が実際に夜間作業をするときに意識していたポイントをまとめます。

静かな作業を心がける

ダンボールをガサガサ組み立てる音や、ガムテープを引きちぎる「ビリビリッ」という音って、昼間は気にならなくても夜になると本当に響くんです。
最初の頃は普通に作業していたのですが、ある日子どもが寝たあとにダンボールを組み立てたら、「バリバリッ!」という音で寝室から泣き声が…。結局寝かしつけからやり直しになり、私もイライラしてしまいました。

それからは、ガムテープカッターを使わずハサミで切るようにし、ダンボールも一気に折りたたまず、ゆっくりと力を分散させるように組み立てました。
少し面倒だけど、子どもも起きないし近所への音も最小限にできます。

家具の移動は昼間に

夜間に家具を引きずるのは絶対にNGです。
マンションやアパートだと特に、床を伝ってゴゴゴゴ…と音が響きます。
以前、隣の部屋の人が夜にタンスを動かしていたことがあって、壁越しにものすごい振動と音が伝わり、寝ていた子どもが驚いて泣き出しました。

我が家では、この経験もあって、家具の配置換えや解体は日中に済ませるようにしています。
夜は衣類や本、小物類など、動かすときに音が出ないものの梱包だけに絞ると安心です。

管理規約の確認

マンションによっては「夜間作業禁止」の決まりがあることもあります。
以前住んでいた物件では、掲示板に「19時以降の工事・家具移動・引越し作業は禁止」と書かれていて、ルールを知らずに夜に荷物を運んだ住人が管理会社から注意されていました。

夜間作業をする前には、必ず管理規約や契約書を確認しましょう。
特に引越し作業はトラックの出入りや廊下での作業もあるため、もしルール違反になれば最悪の場合、追加費用や日程変更が必要になることもあります。

近隣への挨拶は必須?

夜間に引越し作業をするとなると、「夜遅くにゴソゴソしていたら迷惑かな…」と不安になりますよね。
私も、普段から夜は物音に敏感な方なので、逆に自分が迷惑をかけていないか心配でした。

「夜間作業だから余計に迷惑かも…」と思った私は、引越し前日に両隣と上下階に菓子折りを持って挨拶に行きました。
菓子折りといっても、高価なものではなくスーパーで500円ほどのお煎餅セット。
でも、挨拶があるかないかで、相手の印象は全く違うと感じています。

挨拶で伝えるポイント

挨拶をするときは、ただ「よろしくお願いします」だけではなく、以下のポイントを具体的に伝えると相手も心構えができます。

  • いつ引越し作業をするか
    「○月○日の夜に荷造りと荷物運びをする予定です」と伝えると、作業日がわかり安心してもらえます。

  • 夜間になる時間帯
    「だいたい19時頃から作業を始めて、21時頃には終わる予定です」など、終わりの時間も伝えるとより丁寧です。

  • 騒音が出る可能性
    「できるだけ静かに作業しますが、段ボールを運ぶ音などが響くかもしれません」と一言添えることで、配慮している印象を持ってもらえます。

私はいつも、「夜遅くにすみません、できるだけ静かにしますがご迷惑をおかけしたら申し訳ありません」と頭を下げて挨拶しています。
すると皆さん、「いえいえ、お互い様ですよ」「頑張ってくださいね」と笑顔で返してくれて、ホッとした気持ちになれました。

以前、隣に挨拶なしで夜間作業していた住人がいたときは、「ガタガタ音がして何事かと思った」と少し怖かったこともあり、挨拶はやはり大事だと実感しています。

夜間作業は、トラブルを防ぐためにも挨拶が必須です。
たとえ短時間でも、一言伝えておくだけでご近所付き合いがスムーズになりますよ。

我が家の夜間作業体験談

引越し前夜、どうしても荷造りが終わらず、結局22時頃まで梱包をしていました。
その日は夫も帰りが遅く、子どもを寝かしつけてから1人でせっせと作業していたのですが、昼間に仕事と育児で体力を使い果たしているせいか、体も頭もフラフラ…。
それでも、「明日はもう時間がないし…」と気力だけで動いていました。

ダンボールに詰めた荷物を廊下に運ぶとき、キャスター付きのワゴンが「ゴロゴロ…」と響いてしまい、下の階に響いていないかとヒヤヒヤ。
特に深夜のマンションって、廊下に一歩出ただけでも音が響きますよね。
「うるさいと思われてないかな…」「苦情が来たらどうしよう…」と心臓がバクバクして、できるだけゆっくり静かに運ぶようにしていました。

翌朝、ゴミ出しのときに下の階の奥さんとエレベーターで一緒になり、「昨日夜遅くまで頑張ってたね。荷造りしてたでしょ?うちも転勤族だからわかるよ」と声をかけてもらいました。
その一言に、思わず涙が出そうになったのを覚えています。
「夜中うるさかったって言われるかも…」とドキドキしていたので、「わかるよ」と共感してもらえたことで、本当に救われた気持ちでした。

引越しって、ただでさえ体力も気力も使う大仕事。
夜間作業は周囲への配慮も必要で、神経を使うことも多いですが、あのときの奥さんのように優しい言葉をかけてもらえると、「よし、あと少し頑張ろう!」と思えました。

まとめ|夜間作業は「静かさと思いやり」がカギ

夜間に引越し作業をすること自体は問題ありませんが、周囲への配慮が大切です。
特にマンションやアパートでは、少しの音でも響きやすいもの。
できるだけ昼間に大きな作業を済ませ、夜間は小物類の梱包だけに絞ると安心です。

そして、忘れがちなのが挨拶。
「夜に作業するのでご迷惑をおかけするかもしれません」と一言添えるだけで、近隣トラブルを防げますよ。

引越し準備は本当に大変ですが、あと少し!
頑張りすぎず、できることから進めていきましょうね。

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