引越し作業は朝何時から?子どもがいる家庭の失敗しない準備法

引越し・一人暮らし

「引越し当日って、何時から作業が始まるんだろう…?」

私も初めての引越しのとき、前日夜までドキドキして眠れませんでした。特に小さい子どもがいると、朝ごはんや着替えのタイミングなども気になりますよね。

この記事では、引越し作業が朝何時から始まるのか、我が家の実体験を交えながらスケジュールの流れをわかりやすく紹介します。前日までに何を準備しておけばいいかもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

引越し作業は朝何時から始まるの?

引越し業者の一般的な開始時間

引越し業者さんの作業開始時間は、だいたい8時〜9時が一般的です。

私たち家族が以前お願いしたときも、朝8時30分に到着予定と連絡がありました。その日は前日夜から緊張していて、私も夫も6時には起きて最終準備を始めていました。子どもたちはまだ寝ていましたが、7時頃に起こして朝ごはんを済ませ、着替えも引越し先ですぐ動けるような服にしておきました。

到着前には、大型トラックを停める場所を確保するため、マンションの管理人さんにも「8時過ぎにはトラックが来ます」と伝えておきました。

もし駐車スペースが限られている場合、前日までにしっかり相談しておくとスムーズです。私の友人は、駐車場所の確認を忘れていて、当日トラックが停められずに近隣からクレームが入り、慌ててしまったと言っていました。

午後便やフリー便の場合

もし午後便やフリー便を選んだ場合は、開始時間が12時以降や夕方になることもあります。

私のママ友は費用を抑えるためにフリー便を使ったそうですが、業者さんの到着が15時過ぎになり、「そこから荷物を搬出して新居に運んで…結局終わったのが夜8時だった」と話していました。特に子どもが小さいと、夜ごはんやお風呂、寝かしつけの時間と被るため、午後便やフリー便は覚悟が必要かもしれません。

ただ、平日のフリー便だと料金がかなり安くなることもあるので、時間に余裕がある家庭にはおすすめです。我が家も一度見積もりを取りましたが、午前便より1万円以上安くなっていて驚きました。

早朝作業は可能?

早朝(7時台)にお願いできるか業者さんに聞いたことがありますが、「交通状況やスタッフ確保の都合で難しい」と言われました。

ただ、どうしても早朝に作業をしてほしい場合は、追加料金で対応してくれる業者さんもあるそうです。私が調べたときは、通常料金に5,000円〜10,000円ほどプラスすれば、7時半スタートにできるという会社もありました。

ただし、繁忙期(3月下旬〜4月上旬)は午前便自体がすぐ埋まってしまうため、早めの予約が本当に大切です。私たちも2ヶ月前には予約しましたが、それでも「午前便の空きがあとわずか」と言われ、引越しシーズンの人気ぶりに驚きました。

当日の朝にしておくこと

子どもの朝ごはんと着替え

我が家の場合、子どもたちは7時に起きて朝ごはんを食べ、すぐに動ける服に着替えさせました。引越し作業が始まると、台所も荷物運びでバタバタするので、朝ごはんは簡単にパンとスープで済ませました。

前日の夜、私は「朝は何を食べさせよう」と冷蔵庫の残りを確認し、食パンとインスタントスープを残しておくようにしました。普段ならバナナやヨーグルトも出しますが、冷蔵庫の電源を切る直前だったので、使い切れる食材を優先しました。

子どもの服も、前日のうちに一式準備しておくと安心です。我が家は当日バタバタしないよう、寝る前に子どもと一緒に「明日はこれ着ようね」と話して決めていました。引越し先で荷ほどきをしてすぐ動けるよう、動きやすいスウェットやTシャツにしましたが、ママ友の中には「引越し後に近所へ挨拶に行くから」ときれいめカジュアルを選んだ人もいました。

最後に使うものをまとめる

当日の朝まで使うものは、前日夜か当日朝に一つのトートバッグやリュックにまとめておくと便利です。私は次のようなものを入れておきました。

・歯ブラシ(朝使った後、濡れたままジップロックへ)
・タオル(手拭き用と子ども用を各1枚)
・子どもの水筒(移動中に喉が渇くので必須)
・オムツセット(オムツ、おしりふき、ビニール袋)
・おもちゃ数点(お気に入りのお人形とミニカー)

これらは一つのトートバッグにまとめ、すぐに持ち出せるよう玄関に置いておきました。引越しの日は、どこに何を入れたか探す暇がないので、前日夜に「当日バッグ」を作っておくと本当に安心です。

ちなみに私は、トートバッグに加えて貴重品用のリュックも背負っていました。財布や印鑑、保険証などは絶対に自分で管理する必要があるので、引越し作業が始まる前に夫とも「貴重品は私が全部持つからね」と共有しておきました。

引越し作業の流れ

業者さん到着から搬出開始

引越し当日は、予定時間の10分前くらいに業者さんから「これから到着します」と電話がありました。私も夫も朝からそわそわしていて、子どもたちに「もうすぐトラックが来るよ」と声をかけながら最後の確認をしていました。

到着後は、スタッフさんと簡単に打ち合わせをします。ここで

・荷物の全体量や内容確認
・搬出順(先にどの部屋から出すかなど)
・トラック駐車位置やマンション共有部分の説明
・新居での配置希望の確認

などを一通り話します。我が家の場合、先にリビングの大物家具を出してもらい、その間に寝室や子ども部屋のダンボールをまとめ直しました。

その後、養生(玄関や廊下に保護シートを貼る作業)をテキパキと進めてくれました。小さい子どもたちは、この養生シートを見て「秘密基地みたい!」と大はしゃぎ。スタッフさんに迷惑をかけないよう、夫が子どもを連れて別室で遊ばせてくれて助かりました。

そして、いよいよ家具・ダンボールの搬出開始。私が感じたのは、「あっという間に物がなくなる」ということ。リビングの棚やソファが運ばれていくと、子どもたちもポカンと眺めていました。「テレビがないと寂しいね」としんみりしていましたが、その表情を見ると「いよいよだな」と私も引越しの実感が湧いてきました。

移動時間と到着後

新居が遠い場合は、高速道路を使って移動することになります。高速代は見積もり時に含まれていることが多いですが、業者さんによっては当日精算の場合もあるそうなので、契約時に確認しておくと安心です。

私たちは同じ市内への引越しだったので、トラックは30分ほどで到着していました。その間に私たちも自家用車で移動し、新居に着いてすぐに玄関や部屋の鍵を開け、搬入準備を整えました。

搬入作業と設置

新居に到着後は、まず部屋ごとにダンボールを運び入れてもらいます。ダンボールには行き先を書いておくと、スタッフさんも迷わず運んでくれて時短になります。我が家はマスキングテープで色分けしていたので、「ピンクは子ども部屋」「青は寝室」と一目でわかり、とてもスムーズでした。

家具の配置も、その場でスタッフさんにお願いできます。「このタンスはこっちの壁側で」「ベッドは窓側に寄せてください」と伝えると、快く対応してくれました。私は途中で配置を変えたくなってしまい、「やっぱり反対側にお願いします…」とお願いしたのですが、嫌な顔ひとつせず動かしてくれて感動しました。

最後にスタッフさんと一緒に、荷物数や破損がないかをチェックして作業終了です。ここまで終わると、時間はだいたい13時〜15時くらいでした。午前便だと、お昼過ぎには作業が完了することが多いそうで、その後の片付けや子どもたちのお昼寝も無理なくできました。

朝のうちに終わらせたいこと

ゴミ捨て

前日夜にまとめたゴミは、当日の朝に最終チェックして捨てました。引越し作業が始まると、あっという間に部屋の物が運び出されるので、「あ、これも捨てなきゃ!」と思ったときにはもう遅い…なんてことも。

特に忘れやすいのが

・洗面所のゴミ箱
・子ども部屋のお菓子ゴミ
・冷蔵庫の中の残り物
・おむつ用ゴミ箱の袋

などです。我が家は最後にトイレのゴミ箱を空にするのを忘れそうになり、スタッフさんが来る直前に慌てて捨てに行きました。ゴミ袋の忘れ物があると、運び出し後は処分できないので要注意です。

洗濯

私たちは、当日朝に子どもの服やタオルだけ軽く洗濯して、浴室乾燥で乾かして持って行きました。

引越し当日はバタバタするので、「昨日着たパジャマがもう使えない!」なんてことにならないよう、最低限すぐに使う分だけでも洗っておくと安心です。朝ごはんで服を汚すこともあるので、予備の着替えも一緒に洗っておきました。

ちなみに、乾燥機がない場合は、前日までに全部洗っておく方が無難です。私の友人は当日朝にまとめ洗いをして、乾かしきれずビニール袋に入れて持って行ったと言っていましたが、到着後すぐに干さないと臭いが気になるそうです。

冷蔵庫の電源OFF

冷蔵庫は、搬出2〜3時間前には電源を切って霜取りしておく必要があります。我が家は前日夜に電源を切り、朝までに霜が取れているか確認しました。

冷凍庫の中は特に霜が残りやすいので、当日の朝に溶け具合を見て、水受けトレーに溜まった水を捨てました。もし霜がたくさんついている場合は、前々日から中身を減らしておくと安心です。

引越し業者さんによると、霜が残っているとトラックの中で水漏れして、他の荷物が濡れてしまう可能性があるそうです。私もそれを聞いて、引越し前日は冷蔵庫の中を空っぽにするために、冷蔵庫在庫一掃メニューで晩ごはんを作りました(笑)。

子どもがいる家庭ならではの工夫

子どもの居場所を確保する

引越し作業中は、大きな家具やダンボールが行き交うので、小さい子どもがいるととても危険です。実家や義実家に預けるご家庭も多いと思います。我が家も当日の午前中だけ義母に預かってもらい、お昼過ぎに新居で合流しました。

義母が迎えに来てくれたとき、子どもたちは嬉しそうに「ばあばのおうち行く!」と張り切っていました。私も作業に集中でき、引越し先でゆっくり子どもを迎え入れられたので、結果的にとても良かったと感じています。

もし預け先がない場合は、安全確保できる部屋を一つ決めて、そこにおもちゃやタブレット、おやつを準備しておくといいですね。ママ友は「寝室だけは最後まで片付けないで、子ども部屋代わりに使った」と話していました。

食事の準備

引越し当日はキッチンも片付けられているので、ごはんの準備は極力しない方が楽です。我が家は前日にパンとヨーグルト、スープを買っておき、朝ごはんはそれで済ませました。

お昼ごはんは、引越し先の近くでお弁当を買う予定でしたが、思ったより作業が早く終わり、まだお店が開いていない時間だったので、結局コンビニで調達しました。子どもはおにぎりやからあげが大好きなので、「新しいおうちでピクニックみたいだね!」と喜んでくれて助かりました。

ママ友の中には、当日夜ごはんも作らず済むように、冷凍食品やレトルトカレーを準備して行ったという人もいました。引越し当日は想像以上に疲れるので、食事は作らなくていいものにするのがおすすめです。

夫婦で役割分担

我が家では、夫が業者さんとのやり取りを担当し、私は子どもと荷物管理を担当しました。引越し作業中は次々と確認事項が出てくるので、「誰がどの担当か」を決めておくだけでかなり楽になります。

私が子どもと一緒に最後の荷造りをしている間、夫は業者さんに「この家具は2階に」「このダンボールは玄関横に」など指示を出してくれました。もし一人で全部対応していたらパニックになっていたと思います。

また、前日夜には役割分担だけでなく、「明日の流れ」を夫婦で共有しておくと安心です。私は夜寝る前に、「朝ごはんはパンにして、7時には子どもを起こして、8時までに荷造り完了させよう」と確認してから寝ました。おかげで当日朝も慌てずに動けました。

まとめ|朝からの引越し作業をスムーズに進めよう

引越し作業は朝8時〜9時スタートが一般的。我が家の経験上、朝の準備がスムーズだと、その後の搬出・搬入も慌てずに済みました。

小さい子どもがいると、思い通りに動けないこともありますよね。だからこそ、前日までに持ち物をまとめておくこと、当日のスケジュールを家族で共有しておくことが大切だと感じました。

「明日は何時に来るんだっけ?」「子どもたちの朝ごはんはどうしよう?」そんな小さな不安を減らして、引越し当日を気持ちよく迎えられますように。

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