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出産内祝いはいつ送る?もらってからの時期と遅れた時の正しいマナー完全ガイド

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出産祝いをいただいたあと、「内祝いって、いつ送ればいいの?」と迷ったことはありませんか?
私も第一子の出産後、バタバタの毎日で気づけば1か月が過ぎ、「もう遅いかな…」と焦った経験があります。

出産内祝いは、お祝いへの感謝を伝える大切なギフト
時期を間違えると、せっかくの感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまいます。

この記事では、私の体験談を交えながら「いつ送るのがベストか」「遅れたときの対応」「贈るときのマナー」まで、分かりやすく解説します。
これを読めば、「もう悩まない!」と自信を持って内祝いを準備できるようになりますよ。

  1. 出産内祝いはいつ送るのが正解?
    1. 一般的な目安は「出産後1か月前後」
    2. 出産祝いをもらうタイミング別の目安
    3. ワンポイントアドバイス|忙しいママにおすすめの準備方法
  2. 遅れてしまった場合の対応方法
    1. 素直にお詫びと感謝を伝える
    2. 遅れた理由は簡潔に、感謝を中心に
    3. 贈り物のランクを上げる必要はない
    4. 遅れたときに好印象を与えるポイント
  3. 出産内祝いの準備スケジュール
    1. ステップ①:出産後2〜3週間でリストアップ
    2. ステップ②:ギフトの候補を選ぶ
    3. ステップ③:出産後1か月ごろに注文
    4. ステップ④:発送・到着後のフォロー
      1. ミニスケジュール(目安)
  4. 出産内祝いに添えるメッセージの書き方
    1. 基本構成
    2. メッセージの印象を良くするコツ
    3. 例文(基本形)
    4. 相手別のメッセージ例
      1. 親戚・祖父母向け
      2. 友人向け
      3. 会社関係者・目上の方向け
      4. 連名・グループからのお祝いの場合
      5. メッセージを添える際の注意点
  5. 出産内祝いを贈るときのマナー
    1. のしの選び方
    2. 贈り先のマナー
    3. タイミングに注意する時期も
  6. よくある質問Q&A
    1. Q1:お祝いが遅れて届いた場合はどうする?
    2. Q2:お祝いをもらっていない人にお返ししてしまった!
    3. Q3:現金でお祝いをもらった場合の相場は?
  7. 私の体験談|準備を早めに始めてよかったこと
  8. まとめ|出産内祝いは「感謝を伝える時期」を逃さずに

出産内祝いはいつ送るのが正解?

一般的な目安は「出産後1か月前後」

出産内祝いの時期で迷うママは多いですよね。私も初めての出産のとき、いただいたお祝いの数が思ったより多く、どの順番でお返しすればいいのか頭を抱えました。しかも産後は、慣れない育児や寝不足でバタバタ。そんな中でも失礼のないように感謝を伝えるためには、「お祝いをいただいてから1か月以内」をひとつの目安にすると安心です。

出産直後は、入院や赤ちゃんのお世話で余裕がないもの。焦らず、まずは体調と生活リズムが整ってくる「出産後1か月の節目(お宮参りのころ)」を意識して準備を始めましょう。この時期になると、赤ちゃんの授乳や睡眠リズムも少しずつ安定し、外出のタイミングも見えてきます。無理なくギフトを選べる時期です。

私の場合も、退院から2〜3週間ほど経った頃に、夫と一緒に「誰から・何を・どんなタイミングで」いただいたかを整理しました。
「これは現金だったね」「この人はベビー服だったね」と話しながらリストアップすると、抜け漏れが防げておすすめです。手帳やスマホのメモアプリを活用すると、忙しい合間にも管理しやすいですよ。

もし出産前にお祝いをいただいている場合は、赤ちゃんの誕生報告を兼ねて内祝いを贈るのが自然です。たとえば、妊娠中に職場の方からお祝いをもらったときは、「無事に出産しました」の報告と一緒に内祝いを添えると丁寧な印象になります。
ただし、産後すぐは体調が安定せず、外出も制限される時期。無理に発送や買い出しをせず、オンラインショップなどを活用して「体に負担をかけずに感謝を伝える方法」を選びましょう。

出産祝いをもらうタイミング別の目安

もらう時期 内祝いを送る目安 ポイント
出産前 出産報告後、1か月以内 生まれてから贈るのが基本。性別・名前が決まってからだと、名入れギフトも選べて便利。
出産直後(退院時) 生後1か月ごろ 生活が落ち着き始める頃。授乳やおむつ替えの合間にネット注文を進めるとスムーズ。
生後1〜2か月以降 もらってから1か月以内 いただいた順にリスト化し、早めの手配を心がけるとトラブル防止になる。

特に注意したいのは、「いただいた時期がバラバラ」なケース。友人からは出産報告後、親戚からはお宮参りのあと、職場からは復帰前…と、時期がずれることもよくあります。そのため、「誰から・いつ・いくら」を記録しておくことがとても大切です。

たとえば私の家では、A4ノートに「日付・相手・お祝いの内容・お返し候補・送付日」を一覧で記入しておきました。後から「あの人には渡したっけ?」と混乱しなくて済みます。

また、もし「もらってから1か月」を少し過ぎてしまっても、焦らず、丁寧にお礼の気持ちを伝えましょう。たとえば、メッセージカードに「体調が整い次第、お返しをと思い少し遅くなりましたが…」と添えるだけで印象が和らぎます。
大切なのは、“感謝のタイミングを逃さないこと”。たとえ少し遅れても、丁寧な対応を心がければきちんと伝わります。

ワンポイントアドバイス|忙しいママにおすすめの準備方法

出産内祝いは、思っているより「選ぶ時間」と「手配の手間」がかかります。
私が実際に役立てたのは、次の2つの工夫です。

  1. 出産前に候補をピックアップしておく
    体調のよい妊娠後期に、ネットショップでカタログを見ておくと安心。
    のしや名入れ対応の有無を事前に確認しておくとスムーズです。
  2. ギフトのジャンルを決めておく
    「友人にはスイーツ系」「職場にはカタログギフト」「親戚には名入れギフト」など、カテゴリーで分けておくと選びやすいです。

出産後は時間も体力も限られるので、できる範囲で「先回り準備」を意識すると、後がぐっとラクになります。

「もらってから1か月以内」を目安に、無理のないスケジュールで。
出産内祝いは「感謝の気持ちを届けるギフト」だからこそ、焦らず丁寧に準備を進めることが一番大切です。

遅れてしまった場合の対応方法

素直にお詫びと感謝を伝える

出産内祝いが遅れてしまったとき、一番大切なのは「どう取り繕うか」ではなく、「誠実に感謝を伝えること」です。
私自身、産後すぐに体調を崩してしまい、いただいたお祝いへのお返しが予定よりも遅れてしまったことがありました。そのときは「どう思われるかな…」と不安でしたが、心を込めたメッセージを添えて贈ったところ、相手から「気にしないでね。元気になってよかった」と温かい言葉をもらいました。

出産内祝いが遅れたときは、無理に言い訳を並べる必要はありません。大切なのは、「遅れてしまったことをきちんと認識している」「感謝の気持ちはしっかりある」という2点を伝えることです。

たとえば、お礼状やメッセージカードには以下のような文を添えると、丁寧な印象になります。

「その節は心のこもったお祝いをありがとうございました。
ご報告が遅くなりましたが、感謝の気持ちを込めてお贈りいたします。」

形式ばった言葉にせず、やさしい語調でまとめるのがポイントです。相手も「忙しい中でもきちんと考えてくれた」と感じ、好印象を持ってくれます。

また、夫婦連名でお返しする場合は、「私たち」や「家族一同」といった表現を加えると、より温かみのあるメッセージになります。

遅れた理由は簡潔に、感謝を中心に

「出産後すぐで余裕がなくて」「体調を崩していたので」など、事情を少し添えるのは問題ありません。
ただし、長々と書いてしまうと「言い訳」に聞こえる可能性もあります。

たとえば、

「体調の回復を待って、ようやくご挨拶の準備が整いました。遅くなりましたが、心を込めてお贈りいたします。」

のように、短く誠実な一文を添えるだけで十分です。

「遅れてごめんなさい」ではなく、「遅れたけれども感謝をきちんと伝えたい」という姿勢が大切です。相手は「大変な中、ちゃんと考えてくれたんだな」と受け取ってくれます。

私の場合も、義理の親戚にお返しを送るとき、メッセージカードに「ご挨拶が遅くなりましたが、おかげさまで母子ともに元気に過ごしております」と添えたところ、「気持ちが伝わってうれしかった」と言ってもらえました。

贈り物のランクを上げる必要はない

「遅れたから、少し高価なものを贈った方がいいのでは…?」と考える方も少なくありません。
でも、金額よりも“気持ち”の方がずっと大事です。

出産内祝いは「感謝を伝えるお返し」であって、「埋め合わせ」ではありません。
むしろ高額すぎる贈り物は、かえって「気を使わせてしまう」「気まずい」と感じられることもあります。

私の友人は、「少し遅れたから」と高級ギフトを贈ったところ、「かえって悪いことをした気がする」と言われてしまったそうです。相手の立場からすると、「そこまでしなくてもいいのに」と思うものなんですよね。

大切なのは、「相手が喜ぶもの」「感謝が伝わる工夫」を意識すること。
たとえば、定番の焼き菓子やタオルセットに「赤ちゃんの名前入りカード」を添えるだけでも、心のこもった贈り物になります。

遅れたときに好印象を与えるポイント

  • 一言でもいいので「遅くなりましたが」と添える

  • 理由は簡潔に、言い訳にしない

  • 金額より“気持ち”を重視

  • 感謝のメッセージを忘れずに

  • 包装やのしは丁寧に(紅白蝶結び+赤ちゃんの名前)

たとえ数週間〜1か月遅れても、上記を守って丁寧に対応すれば、印象は悪くなりません。むしろ、真心のこもった対応として好感を持ってもらえるはずです。

出産内祝いは、「感謝を形にする機会」。多少タイミングがずれても、“ありがとう”の気持ちが伝われば、それが一番のマナーです。
焦らず、相手を思いやる言葉とギフトで、温かいお付き合いを続けていきましょう。

出産内祝いの準備スケジュール

ステップ①:出産後2〜3週間でリストアップ

出産直後は、まず体調と生活リズムの回復を最優先に。落ち着いてくる2〜3週間ごろに、「誰から・いつ・何を・金額目安・住所」まで一括で記録するのがコツです。私はスマホのメモアプリに表形式で入れておき、授乳の合間に少しずつ更新しました。紙ノート派の方は、A4一枚に横並びで書けるフォーマットを作ると家族と共有しやすいです。

  • 記録テンプレ
    受領日/相手の名前・関係/お祝い内容・金額目安/連絡先・住所/お返し候補/予算/のし情報(赤ちゃんの名前・ふりがな)/送付方法(手渡し・配送)/発送日・到着日メモ

  • リスト運用のコツ
    ・もらった順に「優先度」を色分け
    ・現金や商品券は金額を正確に、品物は相場をざっくりメモ
    ・住所が分からない相手は、早めにさりげなく確認(「出産のご報告とお礼」メッセージの末尾に住所確認の一言を添えると自然)

  • ありがちトラブル回避
    ・同じ相手から複数人で連名のお祝い→人数と代表者名を記録
    ・職場からの連名→部署名もメモし、個別かまとめてかを後で決める
    ・写真やレシートはスマホで撮影してメモに添付

「おむつ」「ベビー服」「現金」など、内容を具体的に書いておくと、後でお返しを選ぶときに迷いません。夫婦で編集できる共有メモにすると、片方の負担が偏りにくくなります。

ステップ②:ギフトの候補を選ぶ

ここで大切なのは、お祝い額の「1/3〜半額」を目安に予算を決め、送料・のし・ラッピングを含めて逆算すること。私は3つの価格帯ごとに候補を事前ピックアップし、相手に合わせて素早く当てはめました。

  • 価格帯と定番例
    ・〜2,000円台…焼き菓子、コーヒー・紅茶の詰め合わせ、実用タオル
    ・3,000〜5,000円…名入れスイーツ、産地グルメ、上質タオルセット、ドリップギフト
    ・5,000円以上…カタログギフト、長く使える日用品(バス券、洗剤詰め合わせの上位版など)

  • 相手別の選び方
    ・祖父母・親戚…名入れや写真入りカードが喜ばれやすい
    ・友人…賞味期限が長めのスイーツやドリンク系が無難
    ・職場・連名…誰にでも配りやすい個包装の詰め合わせやカタログギフト

  • 選定チェックポイント
    ・アレルギー配慮(ナッツ・乳・卵など)
    ・大家族か単身かで量を調整
    ・常温配送か要冷蔵か(受け取りやすさ重視)
    ・のしは紅白蝶結び、表書きは「内祝」または「出産内祝」、下段は赤ちゃんの名前
    ・写真入りカードは控えめデザインだと幅広い層に好印象

  • 迷ったらこれ
    「誰にでも」「外さない」「管理が楽」の三拍子はカタログギフト。メッセージカードで温かみを添えれば十分気持ちは伝わります。

ステップ③:出産後1か月ごろに注文

リストと候補が固まったら、名入れ・のし・メッセージの指定漏れをチェックして一気に注文します。私は到着希望日から逆算して、名入れは7〜10日前、通常品は5日前を目安に手配しました。

  • 注文前チェックリスト
    □ 相手の氏名・敬称・住所を最終確認
    □ 表書き・赤ちゃんの名前・ふりがな・日付指定
    □ 送料込みの最終金額(予算内か)
    □ 納期(名入れは日数に余裕)
    □ 紙のし/シールのし、内のし/外のし
    □ メッセージカードの文面と差出人表記(家族連名など)

  • 配送時期の注意
    お盆・年末年始・大型連休は遅延しやすいので、期日指定かつ前倒し手配が安心。手渡し予定がある相手には、自宅に取り寄せてから渡す流れを選びます。

  • メッセージの添え方
    「このたびは温かなお心遣いをありがとうございました。おかげさまで母子ともに元気に過ごしております。感謝の気持ちを込め、ささやかな品をお贈りします。」
    長くならないよう、感謝を中心にまとめると読みやすいです。

ステップ④:発送・到着後のフォロー

ギフトを送って終わりにせず、到着確認と一言フォローを忘れないのが、あと味のよい内祝いの秘訣です。私は配送通知を受け取った当日か翌日に、短いメッセージを送るようにしています。

  • 到着確認の例
    「本日、内祝いが無事届いたようで安心しました。お時間のあるときにお受け取りくださいね。」
    電話が負担になりそうな相手には、LINEやメールで十分です。

  • トラブル時の対応
    破損や誤配送があっても、まずはショップに連絡して再送手配。相手には「手配し直しました。ご迷惑をおかけしました」と一言だけ伝え、相手側の手間が増えないようにします。

  • 記録の締め
    リストに「到着確認済み」「お礼メッセージ送付済み」をチェック。将来の第二子以降でも同じフォーマットが使えて便利です。

ミニスケジュール(目安)

  • 〜退院直後…体調最優先。お祝いの到着だけメモ

  • 2〜3週間…リスト化と住所確認、相場整理

  • 4週目前後…ギフト確定・注文

  • 5〜6週…到着確認・フォロー、リストを完了処理

この流れなら、産後の負担を抑えながら、抜け漏れなく丁寧に感謝を届けられます。

出産内祝いに添えるメッセージの書き方

基本構成

出産内祝いに添えるメッセージは、形式ばかりを気にするよりも、「感謝」「報告」「今後のご挨拶」の3つを押さえると自然で心のこもった文章になります。出産内祝いは“お祝いのお返し”であると同時に、“新しい命のお披露目”の意味もあるため、ただのビジネス的な挨拶ではなく、家族の温かさが伝わるように意識しましょう。

構成の基本は以下の通りです。

  1. お祝いへのお礼
     まずは、相手が自分たちのことを思って贈ってくれたことに対して、丁寧にお礼を伝えます。
     例:「このたびは、心温まるお祝いをありがとうございました。」

  2. 赤ちゃんの誕生報告
     赤ちゃんの名前や誕生日を添えると、報告としての意味が深まり、親しみが生まれます。
     例:「おかげさまで、〇月〇日に〇〇(名前)が誕生いたしました。」

  3. 今後のご挨拶
     これからのお付き合いへの感謝や、今後ともよろしくお願いしますという気持ちを添えます。
     例:「感謝の気持ちを込めて、ささやかな品をお贈りいたします。今後ともよろしくお願いいたします。」

この3ステップを意識すると、どんな相手にも失礼なく、気持ちの伝わるメッセージになります。形式にとらわれすぎず、自分の言葉で優しくまとめることが大切です。

メッセージの印象を良くするコツ

  • 文章の長さは2〜3行でOK。長すぎると堅苦しくなり、短すぎると気持ちが伝わりにくいので、バランスを大切に。

  • 赤ちゃんの名前は漢字+ふりがな付きで書くと、読み間違いを防げて丁寧な印象に。

  • 感謝の言葉を文頭または文末に必ず入れる。どんな関係性でも「ありがとう」の一言が軸になります。

  • 改まった関係の方には敬語、親しい相手には少しくだけた言葉で調整する。

例文(基本形)

「このたびは、心温まるお祝いをありがとうございました。
おかげさまで、〇月〇日に〇〇(名前)が誕生いたしました。
感謝の気持ちを込めて、ささやかな品をお贈りいたします。今後ともよろしくお願いいたします。」

この文章はどの相手にも使いやすい汎用タイプ。
「名前」や「誕生日」を添えることで、より親近感とお披露目の意味が生まれます。
シンプルでありながら、感謝と報告がしっかり伝わる王道パターンです。

相手別のメッセージ例

親戚・祖父母向け

親戚や祖父母には、家族としてのつながりや温かい交流を感じさせる言葉を添えると喜ばれます。形式よりも、「赤ちゃんを見せたい」「会いに来てほしい」といった気持ちを込めましょう。

「このたびは、あたたかなお祝いをありがとうございました。
〇〇も元気にすくすく育っています。
お近くにお越しの際は、ぜひ会いに来てください。」

「すくすく育っています」などの成長報告は、年配の方に特に好印象。
孫・ひ孫の成長を感じ取ってもらえる一言を添えると、より喜んでもらえます。

友人向け

友人には、カジュアルで親しみのある言葉づかいが合います。形式ばった表現よりも、「ありがとう」「また会おうね」といった気持ちをそのまま伝えることで、あなたらしさが出ます。

「出産のお祝いありがとう!とっても嬉しかったよ。
〇〇も元気いっぱいに成長中です。
落ち着いたら、またゆっくり話そうね。」

子どもの名前を入れる場合は、堅くなりすぎないよう「〇〇(名前)も元気だよ!」のようにラフに表現してOK。
仲の良い友人には“感謝+近況+再会の約束”の3点セットが伝わりやすいです。

会社関係者・目上の方向け

会社の上司や取引先など、フォーマルな関係には丁寧な敬語を使いましょう。ポイントは、「感謝」「出産報告」「今後のご挨拶」を簡潔にまとめること。

「このたびは、あたたかいお祝いをいただき誠にありがとうございました。
おかげさまで、〇月〇日に〇〇(名前)が誕生いたしました。
職場の皆さまにもご迷惑をおかけしましたが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」

このように、「ご指導ご鞭撻のほど」などの定型表現を加えると、改まった印象になります。
上司宛ての場合は、あくまで感謝が中心。個人的な近況や冗談などは控えめにしましょう。

連名・グループからのお祝いの場合

複数人から連名でお祝いをもらったときは、個別ではなく代表宛てにお礼を添える形でもOKです。

「このたびは、皆さまでお祝いをいただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで母子ともに元気に過ごしております。
感謝の気持ちを込めて、ささやかな品をお贈りいたします。」

複数人宛てのときは“皆さま”を使い、全員へのお礼を明確にするのがポイントです。

メッセージを添える際の注意点

  • メッセージカードやのし紙には「句読点(。・、)」を入れないのが一般的。
     → 句読点が“区切り”や“終わり”を連想させるため、縁起を担ぐ意味があります。

  • 毛筆体や筆記体のフォントを選ぶと、温かみがあり高級感も演出できます。

  • 手書きで一言添えると、印象がぐっと良くなります。

出産内祝いのメッセージは、相手との関係性によって“トーン”を変えることが大切。
堅苦しくなりすぎず、「あなたが贈ってくれて嬉しかった」「ありがとうを伝えたい」という気持ちをそのまま言葉にすれば、心からの感謝がしっかり届きます。

出産内祝いを贈るときのマナー

のしの選び方

出産内祝いののしは紅白蝶結びを選び、表書きは「内祝」または「出産内祝」、下段は赤ちゃんの名前のみが基本です。赤ちゃんの“お披露目”の意味があるため、贈り主は親ではなく赤ちゃん名で統一します。
私も最初は「親の名前も必要?」と迷いましたが、ショップ担当の方に確認してから安心して進められました。ふりがなは読みやすさの配慮としておすすめ。難読漢字や当て字の場合は特に入れておくと親切です。

  • 内のし・外のしの使い分け
    ・配送中心ならのしが汚れにくい「内のし」
    ・手渡しなら見映えのよい「外のし」
    私は遠方の方へは内のし、実家や義実家には外のしで使い分けました。

  • 連名・双子の場合
    双子は二人の名前を並べて記載。きょうだい連名で贈る場合も年長順に左から書きます(ふりがな併記が安心)。

  • フォントと紙質
    毛筆風フォントや清潔感のある上質紙は、贈り物全体の格を上げてくれます。ショップの無料テンプレでも十分きれいに仕上がります。

贈り先のマナー

直接会える相手には手渡しと一言のお礼、遠方の相手には配送とメッセージカードが基本です。関係性や受け取りやすさに合わせて「手渡し」か「配送」を選び、ひとことの心配りを添えるのが好印象の近道。
私の場合は、実家の両親や義父母へは帰省のタイミングで手渡し、友人や職場関係には日時指定の配送+メッセージカードにしました。

  • 手渡しのとき
    「その節はありがとうございました。おかげさまで元気に過ごしています」と短くてもOK。相手の手を煩わせない時間帯を選び、長居しないのが礼儀です。

  • 配送のとき
    到着予定日を一言知らせると親切。宅配伝票の差出人は連絡が取りやすいよう親の名前と電話番号にし、のし下は赤ちゃんの名前にします。

  • 連名のお祝い(職場・グループ)
    代表者宛てに一本化しつつ、メッセージで「皆さまへ御礼」を明記。個包装の詰め合わせやカタログギフトが配りやすく無難です。

  • 先方が喪中の場合
    出産は慶事のため贈って問題ありませんが、華美な包装は避け、落ち着いた色味のラッピングに。メッセージは明るすぎない表現で配慮します。

タイミングに注意する時期も

お盆・年末年始・大型連休・年度末は物流が混み合い、名入れは通常より日数がかかります。余裕をもって前倒しの手配を心がけ、到着希望日から逆算して注文するのが失敗しないコツ。
私も「名入れは10日前、通常品は5日前」を目安に発注。到着後はすぐに受取確認をして、万一の破損や誤配送にも迅速に対応できるようにしました。

  • 混雑期の実務ポイント
    ・名入れは納期+2〜3日のバッファ
    ・クール便や瓶入りは破損・不在再配達のリスクを考慮
    ・のし指定、ふりがな、表書きの誤記チェックは発注前に最終確認

  • 天候・災害リスク
    大雨や台風シーズンは遅延が起こりやすいので、期日厳守の相手には代替案(常温・日持ち・近場倉庫出荷)を選んでおくと安心です。

  • 到着後フォロー
    受け取りの連絡をもらったら、「お忙しいところ受け取ってくださってありがとうございます」とひとこと返事。短文でも、気持ちの通うやり取りが後味を良くします。

この3点を押さえておけば、形式に振り回されずに「相手が受け取りやすく、気持ちが伝わる」内祝いになります。私も最初は戸惑いましたが、のしと贈り方、到着タイミングの3つを整えるだけで、準備が一気にラクになりました。

よくある質問Q&A

Q1:お祝いが遅れて届いた場合はどうする?

A:出産内祝いの基本は「お祝いをいただいてから1か月以内」が目安です。
ただし、相手の事情でお祝いが遅れて届くこともありますよね。そうした場合は、「もらった日」から1か月以内にお返しをすると覚えておけば安心です。

お祝いを受け取ったら、まずは「受け取りました」「ありがとうございます」の連絡を先に入れると丁寧です。たとえば、LINEやメールで一言「お気遣いありがとうございます。とても嬉しかったです」と伝えるだけでも、感謝の気持ちが伝わります。

内祝いの準備はそのあとでOK。
たとえ時期が少しずれても、「ありがとう」を最優先に伝えることがマナーの基本です。
ギフトを贈るときは、メッセージカードに「遅くなりましたが、感謝の気持ちを込めてお贈りいたします」と添えると、受け取る側も温かい気持ちになります。

💡ワンポイント
遅れても「失礼になった」と落ち込む必要はありません。相手はお祝いの気持ちで贈ってくれているので、誠実な対応が何より大切です。

Q2:お祝いをもらっていない人にお返ししてしまった!

A:焦らず、まずは冷静に状況を確認しましょう。
「もらっていないのに間違えて送ってしまった」というのは、誰にでも起こりうること。気づいた段階で、素直にお詫びと感謝の気持ちを伝えることが何よりの誠意です。

たとえば、以下のように連絡してみてください。

「このたびは、お祝いをいただいていないのにお返しをしてしまい、申し訳ございません。
手違いがありご迷惑をおかけしました。お気遣いくださったお気持ちに感謝しております。」

「どうしよう…」「気まずい」と感じるかもしれませんが、誤解を放置する方が失礼になります。
相手も悪気がないことを理解してくれますし、丁寧に説明すればトラブルにはなりません。

また、今後同じことを防ぐためには、リスト管理を徹底することが大切です。
スマホのメモアプリやスプレッドシートを活用して、

  • 誰から

  • いつ

  • どんなお祝いを
    もらったかを記録しておくと安心です。

「感謝と誠実さを持って対応する」ことが、信頼関係を保つ最大のポイントです。

Q3:現金でお祝いをもらった場合の相場は?

A:出産内祝いのお返し額は、「いただいた金額の1/3〜半額程度」が目安です。
現金や商品券など、はっきりした金額が分かるお祝いの場合は、計算しやすいのがメリットですね。

たとえば、

  • 10,000円 → 3,000〜5,000円程度

  • 5,000円 → 2,000円前後

  • 3,000円 → 1,000円前後

ただし、相手との関係性によって柔軟に調整して構いません。
祖父母など、家族にあたる方からの高額なお祝いに対しては、「お返し不要」と言われることもあります。その場合は、無理に金額でお返しせず、赤ちゃんの写真付きカードや名入れスイーツなど「気持ちが伝わるギフト」を選ぶのもおすすめです。

💡ポイント
金額を合わせることよりも、「感謝の気持ちを形にすること」が大切。相手が負担を感じないよう、贈り物の内容やボリュームで調整すると印象が良くなります。

また、複数人からの連名で現金をもらった場合は、代表者にまとめてお返しをするか、個別で小額ずつ分けるかを判断します。職場や友人グループの場合は、カタログギフトや焼き菓子の詰め合わせなど「シェアしやすいギフト」が喜ばれやすいです。

出産内祝いのマナーに迷ったら、「感謝」「誠実」「気遣い」の3つを基準にすれば大丈夫。
たとえ小さなミスがあっても、丁寧な言葉と行動で、しっかり気持ちは伝わります。

私の体験談|準備を早めに始めてよかったこと

初めての出産のとき、正直、私は「内祝いはあとでゆっくり考えればいい」と思っていました。
出産前は「赤ちゃんが生まれたあとに余裕を見て選ぼう」と軽く考えていたのですが、実際に産後を迎えると想像以上のバタバタぶり。毎日の授乳・オムツ替え・寝かしつけに追われ、気づけば1日があっという間に終わっていました。

産後1か月が過ぎたころ、「あれ、誰から何をもらったんだっけ?」と慌ててスマホのメモを見返すことに。産前の私が、少しでもメモを残しておいたのが幸いでした。もし何も記録していなかったら、きっと混乱していたと思います。
「出産後は想像以上に時間がない」ということを、身をもって実感した瞬間でした。

夫と役割分担して、私は贈り先リストを作成し、夫はネットでの注文を担当。
「これは誰に贈る?」「この人はいくらくらいのお祝いだった?」と、夜のわずかな時間を使って一緒に話し合いました。赤ちゃんが寝たあとの静かな時間、夫婦でパソコンを開いて、「このお菓子、上品でいいね」「名前入りだと特別感があるよね」と相談しながら進めたその時間も、今となってはかけがえのない思い出です。

出産内祝いの準備は、単なる“ギフト選び”ではなく、私にとっては「家族で感謝を共有する時間」になりました。
忙しい日々の中で、「誰かにお祝いしてもらえたこと」「支えてもらっていること」を改めて感じられるひととき。
“感謝を形にして届ける時間”こそ、家族の絆を深める大切な機会だと感じました。

早めに準備を始めたことで、焦ることもなく、心に余裕をもって対応できたのも大きなメリットでした。
「出産内祝いは1か月以内に贈るのがマナー」と知ってはいたものの、産後は何が起こるかわかりません。体調の波や赤ちゃんの生活リズムによって、思うように時間が取れないこともあります。
だからこそ、2〜3週間目あたりから少しずつ準備を始めると、無理なく進められます。

具体的には、

  • 誰からお祝いをもらったかをすぐにメモ

  • 贈る相手の住所を確認

  • お祝いの金額や内容に応じたギフト候補をメモ

  • 注文時期の目安を決めておく

これらを出産直後ではなく、体調が安定してきた時期に整理しておくと、後の負担がぐっと減ります。

また、ネット注文を活用したのも正解でした。産後の外出はなかなか難しいため、オンラインショップでの購入は大きな助けになります。
私たちは楽天市場の「出産内祝い特集」を利用しましたが、

  • 名入れ対応

  • のし・ラッピング無料

  • メッセージカードのテンプレ付き
    など、便利なサービスがそろっていて、忙しい時期でもスムーズに進められました。

夜中の授乳後や、赤ちゃんが昼寝をしているタイミングに注文手続きを進められるので、時間の使い方も柔軟。
「少しずつ準備できる」ことが、精神的な余裕にもつながりました。

「産後は時間があるようで、実は“考える余裕”がない」――これが私の正直な感想です。
だからこそ、早めに「お返しの方向性」だけでも決めておくことをおすすめします。
リストアップを夫婦で共有しておけば、体調がすぐれない日でも「どこまで進んでいるか」が一目でわかり、分担もしやすくなります。

出産内祝いは、ただ“お返しをする”だけの行事ではありません。
お祝いをくれた人たちに「ありがとう」を伝える、大切なセレモニーです。
そして、それを通じて家族として感謝の気持ちを再確認し、絆を深めるチャンスでもあります。

「もっと早く準備しておけばよかった」と後悔しないためにも、
体調が落ち着いたら、まずは簡単なメモからでも始めてみてください。
小さな積み重ねが、あなたと家族に“ゆとりのあるお返し時間”をもたらしてくれます。

まとめ|出産内祝いは「感謝を伝える時期」を逃さずに

出産内祝いは、「いつ贈るか」よりも「どう感謝を伝えるか」が大切。
ただし、目安を知っておくことで迷わず準備できます。

  • お祝いをもらってから1か月以内が理想
  • 遅れた場合は、お詫び+感謝の気持ちを丁寧に
  • のしや金額マナーを押さえて、気持ちのこもった贈り物を

忙しい産後でも、無理のないスケジュールで準備すれば大丈夫。
まずは「リスト化」から始めてみましょう。
あなたの感謝の気持ちが、相手の笑顔につながります。

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